今年は7年ぶりに賃貸オフィスや倉庫が上昇サイクル入り

今年はサンパウロ市内の賃貸オフィス物件は上昇サイクルに突入すると予想、オフィス賃貸料金は、前年比5.0%~10.0%値上がりすると不動産コンサルタント会社JLL社のパウロ・カソリ取締役は予想している。

2018年のサンパウロ市内の1平方メートル当たりのオフィス賃貸料は前年比1.0%増加して、2012年以降毎年下がり続けていた傾向が上昇に転じ、昨年第4四半期の1平方メートル当たりのオフィス賃貸料は83レアルに達していた。

昨年の立地条件の優れたオフィスでは、入居が退居を29万1,000平方メートル上回り、テクノロジー関連企業や消費財、ファイナンシャル、共有しながら独立した仕事を行う共働ワークスタイルのコワーキング(Coworking)が牽引している。

JLL社では、今年のサンパウロ市内の賃貸オフィスは20万平方メートルの成約を予想、昨年の賃貸オフィスの空室率は前年の24.9%から22.3%と改善したが、今年は更に前年比3.0%~5.0%改善すると予想している。

2017年のファリア・リマ通り並びにジュセリーノ・クビチェック通り、パウリスタ通り、カルロス・ベリーニ通りの平均賃貸オフィスの平均空室率は16.0%であったが、昨年は10.0%まで改善、今年は広い賃貸オフィスの契約は困難になるとJLL社のパウロ・カソリ取締役は予想している。

昨年の製造業やロジスティク向けブラジル国内の貸倉庫は、前年比2倍に相当する120万平方メートルが成約したが、昨年末の貸倉庫の空室率は22.0%と前年の25.0%から改善している。

昨年の新規貸倉庫は58万9,000平方メートル、そのうちサンパウロ州は36%を占めてトップ、リオ州は21.0%、ミナス州は17.0%、今年の新規貸倉庫は63万4,000平方メートルが見込まれている。

今年の新規貸倉庫の建設は特にサンパウロ州並びにリオ州、サンタ・カタリーナ州、ミナス州、セアラ州、セルジッペ州での建設が見込まれている。昨年の貸倉庫の1平方メートル当たりの賃貸料は18.22レアルであった。

昨年第4四半期の大型貸倉庫物件の成約はサンパウロ州が3件でジュンジアイ市並びにソロカバ市、アラサリグアマ市、その他はミナス州並びにパラナ州、セアラ州であったとJLL社は把握している。(2019年3月8日付けヴァロール紙)