昨年の経常収支赤字は511億ドルと過去4年間で最高の赤字計上

中銀の発表によると、2019年度の連邦政府の経常収支赤字は、GDP比2.76%相当の507億6,200万ドルを記録、2015年の545億ドルの赤字以降では最高の赤字額を計上している。

昨年の経常収支赤字が507億6,200万ドルを記録した要因として、米中貿易摩擦の激化に伴って世界的な貿易縮小の影響で、ブラジルの貿易収支の黒字減少が経常収支赤字の拡大に結び付いている。

中銀では昨年12月の経常収支赤字を60億ドルと見込んでいたが、56億9,100万ドルの赤字計上に留まった。2018年12月の経常収支赤字61億1,600万ドルよりも約5億ドルの赤字減少となっている。

昨年11月までの過去12カ月間の経常収支はGDP比2.78%相当の511億8,700万ドルであった。昨年12月の製造業部門向けの中長期の対内直接投資は94億3,400万ドルで2018年12月の82億9,400万ドルを約12億ドル上回った。

2019年の対内直接投資総額はGDP比4.27%相当の785億5,900万ドルに達し、昨年の経常収支赤字507億6,200万ドルを270億ドル以上上回って十二分にカバーできる数字を記録。2018年の対内直接投資総額は、GDP比4.18%相当の781億6,300万ドルであった。

昨年12月の外資系企業による本社向けの利益・配当金送金は、34億9,600万ドルと2018年12月の60億7,100万ドルとの比較では半減、昨年1年間の通期では311億2,600万ドルと2018年の365億3,800万ドルから50億ドル以上している。

また昨年12月の海外投資家による金融資金引上げ総額は、44億5,800万ドルと11月の3億2,700万ドルから飛躍的に資金逃避が上昇、昨年通期の金融資金引上げ総額は、110億3,400万ドルと2018年の64億300万ドルの2倍近い金融資金引上げとなっていた。

昨年12月のブラジル国債などの金利確定付投資引上げ総額は33億9,200万ドル、昨年通期では83億4,400万ドル、昨年12月の海外投資家による株式投資の資金引上げ総額は5億4,700万ドル、昨年通期では47億4,200万ドルを記録していた。(2020年1月27日付けヴァロール・エコノミコサイトより抜粋)