昨年の名目公的債務残高はGDP比75.8%と過去6年間で最低

中銀の発表によると、2019年度の名目公的債務残高はGDP比75.8%相当の5兆5,000億レアルまで減少して、過去6年間で最低の名目公的債務残高を記録している。

2018年の名目公的債務残高はGDP比76.5%から0.7%減少、2013年はGDP比51.5%であったが、ジウマ・ロウセフ政権から財政赤字が継続して上昇していた経緯があった。

社会経済開発銀行(BNDES)が国庫庁に1,217億レアルの返済をしなかったならば昨年の名目公的債務残高は5兆7,320億レアルに達し、GDP比79.0%に達していた可能性が指摘されている。

2019年連邦政府の財政プライマリーは、619億レアルの赤字計上して過去6年間連続で赤字を記録したが、2014年以降では最低の赤字幅に減少して改善してきている。

また昨年の名目公的債務残高の減少要因として、社会経済開発銀行(BNDES)による国庫庁への1,217億レアルの返済以外にも外貨準備金放出、為替介入、プレソルト鉱区入札による臨時歳入も寄与している。

ボルソナロ政権初年度の昨年は年金・恩給改革法案が国会を通過したため今後の社会保障院(INSS)の赤字は緩やかなカーブで減少をするが、昨年の社会保障院(INSS)は前年比290億レアル増加の3,184億レアルの赤字を計上している。(2020年2月1日付けエスタード紙)