下院議会は非正規雇用者やBPC受給申請者に月額600レアル支給承認

今月26日下院議会では新型コロナウイルス感染拡大で、全国的な外出自粛処置の採用であらゆる産業部門を直撃して、ブラジル経済が停滞している。

下院議会では非正規雇用者、社会保障院(INSS)の審査待ちの勤労不可能な高齢者や障害者に対する最低賃金額を支給する継続扶助(Benefício de Prestação Continuada–BPC)申請者の救済目的で、月額600レアル支給を承認、更に上院議会での承認が必要となる。

新型コロナウイルス感染がまだ小規模にとどまっていた救済プロジェクト初期の支給額は月額200レアルで検討されていた。またパウロ・ゲーデス経済相傘下の経済班は下院議員との交渉で300レアルに引き上げていた経緯があった。

その後プロジェクト担当のMarcelo Aro下院議員(PP-MG)が500レアルへの上乗せ案を提示、昨日26日にジャイール・ボルソナロ大統領は、600レアルの引き上げにゴーサインを出していた。 

月額600レアルは3か月間にわたって支給される。非常事態宣言(カラミダーデ・プブリカ)が3か月以上継続すれば延長される。また家庭の収入を一手に担っているシングルマザーなどの母親に対して2倍の1200レアルが支給される。

非正規雇用者やBPC受給申請者、シングルマザーなどに対する月額600レアル支給の補助金支給に関する下院議会での投票は、ビデオコンフェレンスで実施され満場一致のシンボリックな投票で承認された。

“600レアルへの補助金引上げは連邦政府の下院議会との対話姿勢のデモンストレーションであり、新型コロナウイルス感染からブラジル国民を守るための対話の活性化を望む”とRodrigo Maia 下院議長(DEM-RJ)は説明している。

連邦政府は非正規雇用者に対する200レアル支給の場合による歳出月額150億レアル、3か月間では総額450億レアル、BPCに対して50億レアル、150億レアルの歳出につながる。

貧困層向け生活扶助の家族手当(ボルサ・ファミリア)の場合は、家族当たり最大2人分の緊急補助金(auxílio emergencial)を受給できる。

今年のBPC支給は一人当たりの収入が最低サラリーの4分の1に相当する261.25レアル、しかし2021年は2倍の522,50 レアルへの引上げが見込まれているにもかかわらず、連邦政府にとって205億レアルの支出拡大に繋がるために難色を示している。(2020年3月26日付けエスタード紙サイトから抜粋)