中国はコンポーネントのサプライチェーン再開もブラジルへの航空運賃が200%増加(2020年6月1日付けヴァロール紙)

中国は新型コロナウイルスのパンデミック危機脱出で、電気電子製品コンポーネント輸出開始したにも拘らず、ブラジル向け部品供給の航空運賃がパンデミック以前と比較して、航空便の大幅な減少に伴って49%~200%も高騰しているとブラジル電気電子工業会(Abinee)の調査で判明している。

中国からのブラジル向けの電気製品コンポーネントの大半は、商業用旅客便の貨物として輸入されていたが、中国からブラジル向けの国際旅客便の大幅な減便による需要の急上昇で、貨物運賃が上昇しているとブラジル電気電子工業会(Abinee)のウンベルト・ベルバット会長は指摘している。

ブラジル電気電子工業会(Abinee)の今年4月の調査対象のコンポーネントを輸入するブラジル国内の電気電子メーカーの65%は貨物コスト上昇を指摘、そのうち39%は貨物コストはパンデミック危機前の49%までのコスト上昇を指摘、20%は50%~199%、6%は200%以上の貨物コスト上昇を指摘している。

今年3月末から4月初めにかけてコンピューターやプリンターの販売や賃貸はホームオフィス向けに加えて、ホームスクーリング‘(home schooling)’向けでピークを記録したが、今後数か月間は時短による減収や失業率の増加がネガティブに作用するとIDC Brasil社のマーケットアナリストのRodrigo Pereira氏は指摘している。

匿名希望の情報分野のスペシャリストは、今年下半期のコンピューター関連市場は回復するが、市場の回復はコンピューター関連製品販売の拡大を意味するものではない。今年上半期の市場の販売減少は実店舗の営業自粛奨励が牽引していた。

今年のGDP伸び率はマイナス4.5%の予想では、電気電子業界のGDP伸び率はマイナス7.0%~マイナス8.0%に達する可能性はあるが、電気電子業界は7月から正常の操業再開、電気電子業界の今年のGDP伸び率はマイナス5.0%に留まると楽観的な見方をAbinee工業会のウンベルト・ベルバット会長はしている。

パンデミックの影響で外出自粛や必需品以外の営業自粛要請の開始された3月の電気電子業界の生産は前月比9.1%減少、また今年2月の生産は、中国製のコンポーネントや材料供給に問題が生じていたために前月比ではすでに5.5%減少していた。また今年4月の電気電子業界の生産はパンデミックの影響による外出自粛要請で更なる悪化が予想されている。

今年第1四半期の電気電子業界の生産は、特に電子製品の生産減少が1.7%減少が牽引して0.4%減少した一方で、電気製品生産は0.8%増加している。

電気電子業界のうち電気部門の電力エネルギーのジェネレーター、送電や配電の最長1年前から発注されるために、パンデミックの影響で国内経済の停滞で電力エネルギーの消費減少に伴って、今後の投資の先送りが予想されている。今年第1四半期の電気電子製品の輸出は前年同期比9.5%減少の11億5,000万ドルであった。