鉄鋼メーカーは8月に10%値上げしたが、10月にも再度値上げか(2020年9月2日付けエスタード紙)

 ブラジルの鉄鋼メーカーは、自動車業界初め色々な産業部門の需要拡大並びにレアル通貨に対するドル高の為替で、COVID-19パンデミック発生から2回目の鉄鋼製品の値上げを発表している。

過去2日間の各鉄鋼メーカーは、ブラジル国内の鉄鋼製品の卸売販売を約10%の値上げを発表したが、レアル通貨に対するドル高の為替で10月に再度の鉄鋼値上げを余儀なくされるとブラジル鉄鋼卸売業者協会(Inda)のCarlos Loureiro会長は指摘している。

今年8月にArcelorMittal社は、鉄鋼メーカーの先頭を切って今年2回目の値上げを発表。過去2巻の間にその他の鉄鋼メーカーは相次いで約10%の値上げを発表しているが、為替による収益悪化を防ぐために10月の再度の値上げを余儀なくされるとCarlos Loureiro会長は示唆している。

ゲルダウ社は9月引渡しの平板鋼価格は7.0%~11.0%の値上げしたが、ウジミナス製鉄所は価格政策のコメントを控えている。ナショナル製鉄所(CSN)営業担当のLuiz Fernando Martinez取締役は、7月のビデオ会議でブラジル国内の鉄鋼需要の増加に伴って、鉄鋼製品値上げを既に示唆していた。

今年8月の国内の鉄鋼製品販売は好調に推移しており、7月の鉄鋼製品在庫は営業に数換算で2.4ヶ月まで減少、9月15日の在庫は、2.1ヶ月~2.2ヶ月に減少するとブラジル鉄鋼卸売業者協会(Inda)では予想している。

「機械・装置、家電、建設業、風力発電並びに太陽光発電向けの8月及び9月の鉄鋼製品需要は前年同期よりも増加する」とCarlos Loureiro会長はコメントしている。ブラジル機械装置工業会(Abimaq)の発表では、今年7月の機械・装置部門需要は前月比28.8%増加、前年同月比では18.8%増加、今年初め7か月間では9.8%増加している。

ウジミナス製鉄所は、国内の鉄鋼需要の増加で8月26日にミナス州イパチンガの高炉1号を再開した。COVID-19パンデミックの影響で今年4月に稼働停止していた高炉2号の再開も予定している。

今年4月には国内の鉄鋼メーカーの13基の高炉の操業を停止していたが、8月末までに4基の高炉の操業は再開しているとブラジル鉄鋼協会(IABr)のマルコ・ポーロ・デ・メーロ理事長は説明している。