今年初め9か月間の粗鋼生産は9.7%減少(2020年10月16日付けヴァロール紙)

ブラジル鉄鋼協会(IABr)の発表によると、2020年初め9か月間のブラジル国内の粗鋼生産は、COVID-19パンデミックの影響を受けて前年同期比9.7%減少のほぼ二桁減少に達する落込を記録している。

今年初め9か月間の圧延鋼の生産は前年同期比10.8%減少の1,550万トンに留まり、半完成品・スラブの生産は10.4%減少の590万トンに留まっている。今年初め9か月間のブラジル国内の鉄鋼製品販売は前年同期比4.2%減少の1,350万トン、また同期間の鉄鋼製品消費は、前年同期比5.5%減少の1,490万トンに留まっている。

今年初め9か月間のブラジルの鉄鋼製品輸出は前年同期比9.9%減少の860万トン、輸出金額は25.5%減少の42億ドル、前期同様に一方鉄鋼製品輸入は22.9%減少の150万トン、輸入金額は18.6%減少の16億ドルに留まっている。

今年4月にはCOVID-19パンデミックによる鉄鋼製品需要減少に伴う生産調整のために、13高炉の稼働停止を余儀なくされていたが、多くの都市では外出自粛や経済活動規制の緩和に伴って鉄鋼製品の需要拡大で、今年6月並びに7月には4高炉の操業再開で鉄鋼生産が拡大してきている。

輸入鋼材と国産鋼材の価格差は、レアル通貨に対するドル高の為替の影響で15%以上に達しているために、今年下半期にはブラジルの国内鉄鋼メーカーは軒並み再度の値上げを余儀なくされていた。