ペトロブラスは今後5年間で250億ドル~350億ドルの資産売却(2020年11月30日付けヴァロール紙)

ペトロブラス石油公社の2021年~2025年の5か年計画では、コア事業と位置付けている石油・天然ガス開発に投資金を集中させるために、拡大しすぎたポートフォーリオ事業の積極的な売却で、250億ドル~350億ドルの資金調達を計画している。

2020年~2024年の5か年計画では、自社資産売却で200億ドル~300億ドルの資金調達を計画していたが、今年初め9か月間の資金調達は、石油製油所の売却で10億ドルの資金調達に留まった。

ペトロブラスは、ブラジル国内の石油製油所は南東部地域の5石油製油所のみ継続するが、現在の1日当り石油精製能力220万バレルを150万バレル迄縮小する。ペトロブラスは、2025年末までに現在保有している23港湾ターミナルを10港湾ターミナルまで削減を計画。また2025年末には天然ガスの輸送並びに配給事業を全て売却する。

また2025年末までに自社所有の17カ所の火力発電所並びに資本参加している13カ所の火力発電所を10カ所の火力発電所まで削減する。同社はガスパイプラインの売却以外にも石油化学会社ブラスケン社並びに石油配給会社BR Distribuidora 社の持ち株を売却を計画している。

ペトロブラスは、ブラジル国内の北部地域並びに北東部地域のポチグア海盆、Barreirinhas海盆、アマゾナス鉱区及びパラーマラニョン鉱区など15鉱区を擁している。

セルジッペ-アラゴアス海盆の深海で発見された原油開発に20億ドルを予定していたが、2024年に先送りされている。またカンポス海盆のパルケ・ダス・バレイアス鉱区の原油開発向けプラットフォームMarlim 1 の操業は1年間先送りしている。

ペトロブラスは今後5年間で原油開発向けの新規プラットフォーム13隻の操業開始で、1日当りの平均原油生産は330万バレルを予定しているが、2021年のプレソルト原油生産は全体の67%が予定されているが、2025年末には80%に達すると予想されている。

2021年~2025年のブラジル国内の1バレル当たりの原油開発コストは、5.2ドルに減少すると予想しているが、2015年~2019年の平均原油生産コストは9.0ドルであった。

プレソルト鉱区の2021年~2025年の1バレル当たりの原油開発コストは、3.8ドルが見込まれているが、2015年~2019年の平均原油生産コストは、4.3ドルであった。

ペトロブラスでは、2025年末までに300億ドル~350億ドルの配当金支払いを見込んでいるが、2020年~2024年の5か年計画の配当金支払いは340億ドルが見込まれていた。同社では2022年の負債総額を600億ドルまで軽減させる計画となっている。