ブラジルのCDS指数は170ポイントに急上昇(2021年1月20日付けヴァロール紙)

ブラジルの社債や国債、貸付債権などの信用リスクに対して、保険の役割を果たすデリバティブ契約の5年物のクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)は、連邦政府の対内債務残高の急増による不信感増加並びに不透明感が増加してきているCOVID-19対応のワクチン接種プロセスで増加に転じている。

IHS Markit社と統計によると、ブラジルのリスクを測る5年物のクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)は、今年初めは142ポイントであったが、現在は過去2か月間で最高の170ポイントに急上昇している。

今年初めからブラジル以外の新興国のクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)指数も上昇に転じているにも拘らず、ブラジルよりも緩やかな上昇カーブとなっている。

今年初めから3週間弱でブラジルのCDS指数は19.7%上昇した一方で、メキシコは13.6%上昇の92ポイント、南アフリカは10.2%上昇の226ポイント、トルコは9.9%上昇の333ポイントを記録している。

今年の初めから、高利回りhigh yield”市場のパフォーマンスが実質的に安定していることも注目に値する。この市場の業績を追跡するiシェアーズ iBoxx 米ドル建てハイイールド社債 (ETF)は、昨日の取引を87.36ドルで終了し、年間で僅か0.7%上昇している。