ホームオフィス形態移行でノートブック需要が急拡大(2021年1月20日付けヴァロール紙)

昨年3月のCOVID-19パンデミックの影響で、外出自粛要請や必需品以外の小売販売や製造業部門自粛などに対して、ホームオフィス向けノートブック需要が急拡大した。

コンサルタント会社GfK社の調査によると、COVID-19パンデミック以前のノートブック販売は、2,000レアル~4,000レアルの低価格帯が過半数を占めていたが、ホームオフィス向けノートブックの需要が拡大、2019年の6,000レアル以上のノートブックのマーケットシェアは1.7%に過ぎなかったが、2020年には4.2%と2倍以上に拡大している。

サンタ・カタリーナ州フロリアノポリス市に本社を置くハイパーフォーマンスノートブック販売のAvell社の2020年の売上は、前年比70%増加の1億1,000万レアルを記録している。

Avell社の高性能ノートブックは、設計士、エンジニア、歯科医、視聴覚専門家やゲーム設計士などに非常に強い需要があり、同社の高性能ノートブックには、通常8 GB のメモリ、専用メモリ ビデオ カード、ハード ディスク (HD) の代わりにソリッド ディスク ドライブ (SSD) ストレージで構成される最先端のプロセッサが搭載されていると同社CEOのEmerson Salomão氏は説明している。

Avell社は、2020年初めにマナウス市フリーゾーンの製造工場に1,000万レアルを投資したが、昨年3月からCOVID-19パンデミック対応のホームオフィス形態の労働者増加に伴って、昨年3月~12月まで30%と大幅な需要拡大を記録している。

Avell社の昨年のノートブック生産は1万台に達していたが、今年は1万5,000台と大幅増加を予想、今年下半期にはサンパウロ市のショッピングセンター並びに商業センターにショールーム2店舗の開設を予定、今年のノートブック販売は、最低でも前年比30%増加を見込んでいる。

ブラジルのノートブック市場を二分するDell社並びにLenovo社もAvell社を追従する形で、高性能ノートブックの拡販にターゲットを絞っている。

Dell社は、昨年サンパウロ州オルトランジア市の工場をホームオフィス形態拡大に照準を合わせるように、公務員などの個人向けノートブック生産拡大路線を選択。昨年7月には価格が7,500レアル以上のXPSシリーズの生産拡大を進めている。

また昨年中頃Lenovo社もサンパウロ州インダイアツーバ市の製造工場で、ハイパーフォーマンスのYogaシリーズやLegionシリーズを含むノートブック需要の増加体制を敷いている。

2020年の価格が2,000レアル~3,000レアルのPC売上は前年比25.1%増加の29億2,700万レアル、販売台数は21.6%増加の116万47台、前記同様に3,000レアル~4,000レアルは232.9%増加の24億4,800万レアルに達している。

4,000レアル~5,000レアルは173.8%増加の7億900万レアル、販売台数は178.7%増加の16万522台。5,000レアル~6,000レアルの販売は136.0%増加の3億2,100万レアル、販売台数は136.7%増加の5万9,079台、6,000レアル以上のPC販売は前年比274.4%増加の3億5,300万レアル、販売台数は254.3%増加の4万6,625台を記録している。