7月の電力エネルギー消費量は鉱工業部門が牽引して過去最高(2021年8月31日付エスタード紙)

2021年7月のブラジル国内の電力エネルギー消費は、鉱工業部門が原因して過去最高を記録した一方で、過去91年間で最悪の旱魃の影響を受けて、水力発電所の貯水湖の水位低下に伴って、連邦政府は電力消費削減キャンペーンを余儀なくされている。

2021年7月のブラジル国内の電力エネルギー消費は、前年同月比5.7%増加の3万9,950ギガワット/時 (GWh)を記録したと電力エネルギー調査公社(EPE)の月間記録統計で判明している。今年7月の電力エネルギー消費量は、前年同月比9.8%増加、2014年7月の記録を塗り替えている。

今年7月の過去12か月間の累計電力エネルギー消費量は、前年同期比5.2%増加の49万5,829ギガワット/時 (GWh)を記録、また全ての地域で増加を記録、南部地域の過去12か月間の累計電力エネルギー消費量は7.7%増加、北東部地域6.9%、北部地域5.4%、南東部地域5.1%、中西部地域の累計電力エネルギー消費量は、2.5%それぞれ増加を記録している。

今年7月の南部地域の鉱工業部門の電力エネルギー消費は、前年同月比11.1%増加、北部地域10.6%、南東部地域10.5%とそれぞれ二桁台の増加を記録、北東部地域8.4%、中西部地域2.5%それぞれ増加、特にアラゴアス州は、化学工業部門が牽引して51.8%の大幅増加を記録、ブラジルの鉱工業部門を牽引するサンパウロ州の電力エネルギー消費は、13.7%増加を記録している。

電力エネルギー調査公社(EPE)の部門別の電力エネルギー消費調査では、金属部門が南東部地域並びに北部地域の製鉄所やアルミ精錬が牽引して、388GWhに相当する11.7%増加を記録している。

金属部門に続いて、化学工業部門の電力エネルギー消費は、南東部地域のプラスティック樹脂生産並びに北東部地域の化学肥料生産が牽引して、168 GWhに相当する11.8%増加、非鉄金属部門は、南東部地域及び南部地域の建設不動産向け建材が牽引して、167GWhに相当する14.8%増加を記録している。

また昨年7月から徐々に生産回復基調に突入している繊維部門の電力エネルギー消費は、比較対象の昨年7月の電力エネルギー消費が低迷していたために22.5%、自動車部門は21.5%とそれぞれ大幅な増加を記録している。

今年7月の商業部門の電力エネルギー消費は、緩やかな景気回復が始まった前年同月比では9.8%増加、サービス部門の電力エネルギー消費は、商業部門を上回っている。

今年7月の一般家庭の電力エネルギー消費は、南東部地域の温暖な気候が牽引して前年同月比マイナス0.5%を記録している。南東部地域の一般家庭の電力エネルギー消費はマイナス2.3%、特にリオ州はマイナス3.7%、サンパウロ州はマイナス3.5%、北部地域はマイナス0.9%、中西部地域はマイナス0.4%を記録した一方で、寒波に見舞われた南部地域は1.8%増加、北東部地域は2.2%増加している。