最終フォーカスレポートでは今年のインフレを8.0%に上方修正(2021年9月13日付エスタード紙)

食料品、燃料並びに電力料金の相次ぐ値上げで、今年末の政策誘導金利Selicは8.0%に達すると13日発表の中銀の最終フォーカスレポートで判明している。

独立記念日の今月7日の全国でボルソナロ大統領支持派による最高裁への抗議行動、更なるインフレ圧力などの要因で、金融市場関係者は今年並びに来年のインフレ指数の上昇、下方修正される経済成長率、金利の更なる上昇を予想している。

今年のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)は前回予想の7.63%から一挙に8.00%と大幅な上昇修正を余儀なくされたが、1か月前の予想は7.05%であった。また2022年のIPCAも前回予想の3.98%か4.03%に上方修正されている。

今年のIPCA指数の中央目標値は3.75%、許容範囲は±1.50%に相当する最低2.25%、最高5.25%に設定されている。2022年のIPCA指数の中央目標値は3.50%。許容範囲は±1.50%に相当する最低2.00%、最高5.00%に設定されている。

許容範囲は±1.50%に相当する最低1.50%、最高4.50%に設定されている今年のインフレ指数が目標値を突破する見込みのため、中銀のRoberto Campos Neto総裁は、経済省のパウロ・ゲーデス経済相にインフレ指数が目標値を突破する理由を記載したレポート提出を余儀なくされている。

中銀総裁がインフレ目標値の達成が出来ずにレポート提出を行ったのは、2018年1月にIlan Goldfajn総裁が、2017年のインフレ指数が穀物生産が過去最高で食品価格の下落でインフレ指数の目標値は、最低限度値を下回った時以来のレポート提出となる。

2022年末のSelic金利は前回予想の7.75%から8.00%に上方修正。今年のGDP伸び率は前回予想の5.15%から5.04%に下方修正、2022年のGDP伸び率は1.93%から1.72%、2023年のGDP伸び率も前回予想の2.35%から2.30%にそれぞれ下方修正されている。

今年初めの今年のGDP伸び率は3.40%が予想されていたが、食料品、鉄鉱石並びに原油などのブラジルの主力輸出商品価格は国際コモディティ価格の上昇に伴って、予想を上回る輸出が牽引して上方修正されてきている。