10月の建材部門販売は減少も今年は9.0%増加予想(2021年11月9日付けヴァロール紙)

ブラジル建設材料工業協会(Abramat)の発表によると、2021年10月の建材部門販売は、前年同月比では先月に続いて4.2%減少を記録している。

しかしブラジル建設材料工業協会(Abramat)では、今年の建材部門販売は前年比8.0%~9.0%増加を予想、今年初め10か月間の累積販売は、前年同期比12.8%と二桁台の伸び率を記録、10月の過去12か月間の累計販売は、13.3%増加している。

ブラジルのGDP伸び率が今年を大幅に下回るために、2022年の建材部門販売は、今年の約半分に相当する4.0%~5.0%増加に留まるとAbramat協会のRodrigo Navarro会長は指摘している。

ブラジル建設材料工業協会(Abramat)並びにジェツリオ・ヴァルガス財団(FGV)の初年度の共同調査にあたる2020年の年頭の建設業部門販売は、前年比4.0%増加を予想していたにもかかわらず、昨年3月のCovid-19パンデミックの影響で、一転してマイナス7.0%に下方修正されたが、昨年下半期からの回復傾向が顕著となり、マイナス0.3%に留まった。

2022年の建設業界の売上は、大統領選挙、金利高、上昇するインフレ指数、高騰する国際コモディティ価格、芳しくない景況感などマクロ経済の先行きが不透明となっている。

一方地方自治体が上下水道の整備事業運営をするに当たり、民間事業者と契約することを後押しするフレームワーク改正で上下水道サービス事業に民間企業の事業参入が容易になり、またインフラ整備事業の継続が予想されている。

来年の建設業部門は先行き不透明感にも関わらず、10月の建設業部門の経営者に対する聞き取り調査によると、調査対象では中期的な投資継続を見込んでいるのは77.0%に達しているが、Covid-19パンデミック前の70%から大幅に上昇している。

また今年10月の建設業部門の平均設備稼働率は、81.0%に達しており、Covid-19パンデミック前の70%~73%よりも大幅に上昇している。

建材大手メーカーのLorenzetti社は、2024年までにトイレ関連製品生産を倍増するために2億レアルを投資、Vedacit社はサンパウロ市からイタチーバ市に生産拠点を移し、生産能力を2.4倍にするために1億⒎800万レアルの投資を予定している。