10月の中央政府の財政プライマリー収支は280億レアルの黒字計上(2021年11月29日付けエスタード紙)

2021年10月の中銀、国庫庁並びに社会保障院(INSS)で構成される中央政府のインフラ指数を差引いた実質財政プライマリー収支は、9月の3億300万レアルの黒字計上に続いて、281億9,500万レアルの黒字を計上している。

今年10月の中央政府の実質財政プライマリー収支281億9,500万レアルの黒字は、2016年10月に記録した517億5,600万レアルの黒字に次ぐ黒字幅を記録している。

昨年3月のCovid-19パンデミック発生で影響を受けた昨年10月の財政プライマリー収支は、継続して膨大な緊急財政出動を余儀なくされたために、34億1,900万レアルの赤字を計上していた。

ブロードキャストプロジェクションの18金融機関対象の調査によると、10月の財政プライマリー収支の最高予想は290億⒎000万レアル、最低予想は136億レアル、平均予想は261億5,000万レアルであった。

今年初め10か月間の中央政府の累積財政プライマリー収支は、534億400万レアルの赤字を計上したにも拘らず、2015年以降では最終の赤字幅に留まったが、昨年同期は6,808億6,500万レアルの膨大な赤字を記録していた。

今年10月の国庫庁の実質歳入総額は前年同月比7.6%増加、今年初め10か月間の累積実質歳入総額は、前年同期比23.5%の二桁増加を記録、一方今年10月の歳出総額は前年同月比15.4%減少、今年初め10か月間の累積実質歳出総額は、25.0%減少を記録している。

今年10月の過去12か月間の財政プライマリー収支は、GDP比1.4%に相当する1,232億レアル、今年の許容財政プライマリー収支は、2,471億1,800万レアルが設定されている。経済班では今年の財政プライマリー収支赤字は、958億2,200万レアルに留まると予想している。

国庫庁では、今年の中央政府の債務総額はGDP比80.6%と今年4月の前回予想のGDP比87.2%から大幅に減少すると予想、2020年の中央政府の債務総額はGDP比88.8%であった。

また2022年の中央政府の債務総額は、前回予想のGDP比86.7%から80.1%に下方修正。2024年の中央政府の債務総額は、前回予想のGDP比88.1%から79.9%と大幅な下方修正をしている。

前回予想の中央政府の債務総額は、2026年から減少に転じると予想、2030年の中央政府の債務総額は、前回予想のGDP比83.6%からGDP比76.6%まで減少すると予想されている。

中央政府並びに地方政府を含むブラジル連邦政府の総債務残高は、2023年以降は減少サイクルに突すると予想されているが、2013年12月の連邦政府の総債務残高は、僅かGDP比51.5%であった。

今年のインフレ指数を差引いた実質債務残高は、前回予想のGDP比67.1%から60.8%、2023年は70.0%から63.3%、2024年の実質債務残高は、72.4%から64.7%それぞれ大幅に修正されている。