金曜日, 9月 24, 2021

今年8月の世界の粗鋼生産は、中国の減産で1.4%減少(2021年9月23日付ヴァロール紙)

世界鉄鋼協会(World Steel Association)の発表によると、2021年8月の加盟国64カ国の粗鋼生産は、中国の13%以上の減産の影響を受けて、前年同月比1.4%減少の1億5,680万トンに留まった。 今年初め8か月間の加盟国64か国の累計粗鋼生産量は、昨年3月からCOVID-19パンデミックの影響を受けていた前年同期比では、二桁台の10.6%増加の13億2,000万トンを記録している。 今年8月の中国の粗鋼生産は、前年同月比13.2%減少の8,320万トンで1億トンを大幅に下回っている。また前月比でも8.6%減少を記録している。 中国は、今年4月に国家発展改革委員会などが粗鋼の減産でCO2の排出を抑える方針を表明したが、今年上半期の粗鋼生産は前年同期比で10%以上の増産が続いていたにも関わらず、7月は8.4%減の8,680万トンに留まっていた。 今年初め8か月間の中国の粗鋼生産は、前年同月比5.3%増加に相当する7,330万トン増加を記録したが、7月から減産が継続しており、今年の粗鋼生産は、前年比1.0%~2.0%増加の10億5,000万トンに留まると予想されている。 世界鉄鋼協会の発表によると、今年8月のブラジルの粗鋼生産は、前年同月比14.1%増加の310万トン、今年初め8か月間の累積粗鋼生産は、前年同期比20.9%増加の2,410万トン、今年の粗鋼生産は3,600万トンを見込んでいる。

8月の鉄鋼製品販売は、前月比5.0%増加の27万4,500トン(2021年9月21日付ヴァロール紙)

ブラジル鉄鋼卸売業者協会(Inda)の発表によると、2021年8月の鉄鋼卸売り業者による鉄鋼製品販売は、前月比5.0%増加の27万4,500トンを記録して回復傾向を示している。 しかし今年8月の鉄鋼製品販売は、COVID-19パンデミックのピークを過ぎて再稼働を始めた前年同月の37万3,800トンと26.2%と二桁台の大幅な減少を記録している。 今年8月の鉄鋼卸売り業者の鉄鋼製品在庫は、営業日数換算で3.1ヶ月分に相当する84万8,200トンに達して、通常の鉄鋼製品在庫レベルに戻っている。 今年8月の鉄鋼製品輸入量は、前月比10.2%減少の18万9,700トンを記録した一方で、COVID-19パンデミックの影響で世界的に貿易が低迷していた前年同月比では、219.7%と大幅な増加を記録している。

今年7月の機械・装置部門売上は、前年同月比7.0%増加(2021年8月26日付ヴァロール紙)

ブラジル機械装置工業会(Abimaq)の発表によると、2021年7月の機械・装置部門の純売上は、前年同月比7.0%増加の170億5,000万レアルを記録、今年初め7か月間の累計売上は、前年同期比34.3%大幅増加の1,185億5,000万レアルを記録している。 また今年7月の過去12か月間の機械・装置部門の累計売上は、前年同期比27.0%の大幅増加を記録、国内経済の回復に伴って機械・装置部門の売上増加が明確になってきている。 今年7月のブラジル国内の機械・装置部門販売は、前年同月比10.9%の二桁増加の131億レアルを記録、今年初め7か月間の売上は、前年同期比45.7%増加の913億2,000万レアル、7月の過去12か月間では、37.8%増加の1,548億1,000万レアルを記録している。 今年7月の機械・装置部門消費は、前年同月比8.4%増加の233億4,000万レアル、今年初め7か月間では、19.3%増加の1,682億5,000万レアル、7月の過去12か月間では、19.3%増加の2,836億9,000万レアルを記録。今年7月の国内の機械・装置部門消費比率は、前年同月比10ポイント増加、国内の機械・装置生産は全体の54.3%を占めている。 今年下半期の機械・装置部門販売は、好調を持続すると予想されており、今年の機械・装置部門販売は、前年比15.0%~20.0%増加をブラジル機械装置工業会(Abimaq)のJosé Velloso会長は強気の予想をしている。 7月の過去12か月間の機械・装置部門販売は、27.0%増加している一方で、金利の上昇、インフレ及びドル高の為替は、原材料コスト及び人件費の上昇に繋がるとJosé Velloso会長は指摘している。 7月の機械・装置の輸入は、前年同月比38.4%増加の17億4,000万ドル、今年初め7か月間では、15.3%増加の118億6,000万ドルを記録。一方前期同様、輸出は26.3%増加の7億6,470万ドル、今年初め7か月間では、22.4%増加の48億1,000万ドルを記録しており、依然として機械・装置部門の貿易収支は、大幅な赤字が継続している。

鉄鋼メーカーは需要記録更新で軒並み投資再開(2021年8月16日付けヴァロール紙)

世界9位の粗鋼生産のブラジル鉄鋼業界は、今年上半期は過去8年間で最高の粗鋼需要が追い風となって、各鉄鋼メーカーは今後の粗鋼需要拡大を前提に、2014年から操業停止に追いこまれていた高炉の再稼働並びに投資拡大を発表している。 昨年3月のCovid-19パンデミックの影響で、ブラジル国内の鉄鋼メーカーは、鉄鋼需要の下落に伴って、鉄鋼生産調整のための生産ラインの稼働停止、高炉の停止を余儀なくされていた。 しかし今年上半期は、世界的な鉄鋼需要でブラジル国内の鉄鋼メーカーの生産体制は、Covid-19パンデミック前のレベルまで回復している。 現在の各鉄鋼メーカーの平均設備稼働率は、73.5%まで上昇して、Covid-19パンデミック前の水準まで戻ってきているとブラジル鉄鋼協会(IABr)のMarco Polo de Mello Lopes会長は説明している。 2021年~2025年の5年間の鉄鋼業界のブラジル国内の設備投資は、今後5年間の鉄鋼需要拡大をに伴って80億ドルに達するとMarco Polo de Mello Lopes会長は説明している。 2008年~2020年の過去13年間の鉄鋼業界の累計投資総額は、282億ドルに達していた。今年の鉄鋼生産は、消費並びに国内販売が牽引して2013年以降では記録更新すると予想されている。 . ゲルダウグループは、パラナ州内の製鉄所の操業再開並びにサンパウロ州の特殊鋼生産再開の発表後、ミナス州の製鉄所への60億レアルの投資を発表している。 メキシコ資本Simec社は、サンパウロ州ピンダモニャンガーバ工場での棒鋼やワイヤーの生産を倍増、エスピリット・サント州カリアシカ工場拡張に対して3億5,000万ドルの投資を予定している。 ウジミナス製鉄所は、サンパウロ州クバトン工場での亜鉛メッキ鋼線の製造ラインの設置を検討、アルセロール・ミッタル社は、今年3月のサンタ・カタリーナ州の工場拡張に3億5,000万ドルの投資を発表している。 2013年の粗鋼消費のピーク以降、2014年からの経済危機で国内の鉄鋼製品の需要は継続して減少傾向を示し、2019年には国内の粗鋼販売の減少率は23%に達して底を打っていた。 鉄鋼業界では2020年からの国内景気の活性化を見込んでいたにも関わらず、昨年3月からのCovid-19パンデミックで国内外需要は消滅していたが、今年5月から国内消費は力強く回復傾向を示しているとロペス会長は指摘している。

大手工作機械メーカーRomi社は、コロナ禍の最悪期は脱出(2021年7月21日付けヴァローレ紙)

昨年3月から始まったCOVID-19パンデミックの影響で、ブラジル国内の小売業、サービス業や製造業など壊滅的な影響を受けていたが、今年4月以降は最悪期を脱出しているとブラジルの最大手工作機械メーカーRomi社のLuiz Cassiano Rosolen社長は指摘している。 今年第2四半期のRomi社受注残高は、前年同期比68.5%増加に相当する6億7,500万レアルを記録、純益は、277.5%増加に相当する4,270万レアルを記録している。 国際コモディティ価格の上昇や世界的な半導体や電機電子部品の供給不足、レアル通貨に対するドル高の為替による原材料費高騰にも関わらず、同社は今年第2四半期の受注残並びに純益、増産を記録している。 好調な受注残で2022年度の生産計画に弾みがついており、アジア並びにヨーロッパ向けマーケット拡大を積極的に進めるとLuiz Cassiano Rosolen社長は楽観的な見方をしている。 世界的な半導体や電子部品の供給問題は、わが社にと直接影響を及ぼしていないが、我が社のパートナー企業への部品納期の遅れの影響は多少受けているとLuiz Cassiano Rosolen社長は説明している。 インフレコストは我社にインパクトを与えるが、マージン率を維持するために、機械・装置業界では価格転嫁ができていると説明している。

今年6月の鉄鋼製品輸入は、前年同月比118.1%増加の22万5,970トン(2021年7月20日付けエスタード紙)

ブラジル鉄鋼卸売業者協会(Inda)の発表によると、2021年6月の鉄鋼卸売り業者による鉄鋼製品販売は、前年同月比118.1%増加の22万5,970トンを記録している。 今年上半期の鉄鋼製品輸入は、前年同期比103.8%増加の94万4,390トン、また今年6月の平板鋼を含む鉄鋼製品輸入が36万4,400トンまで急増している要因として、6月の輸入鉄鋼製品の価格は、今年1月~2月の国産の鉄鋼製品価格よりも200ドル~300ドル安いために、鉄鋼製品輸入が急増している。 また今年の輸入鉄鋼製品のマーケットシェアは、更に増加するとブラジル鉄鋼卸売業者協会(Inda)のCarlos Loureiro会長は指摘している。 今年6月のブラジル国内の鉄鋼製品の卸売販売は、前年同月比3.3%増加の30万トン、前月比ではマイナス6.4%を記録、今年上半期の鉄鋼製品の卸売販売は、前年同期比28.8%増加の192万トン、6月の過去12か月間では、25.7%増加の404万トンを記録している。 6月の1日平均の鉄鋼製品の卸売販売は、1万3,600トンと平常レベルに接近してきており、今年7月の鉄鋼製品の卸売販売は、前月比マイナス7.7%に相当する27万7,000トンをCarlos Loureiro会長は見込んでいる。 今年6月の鉄鋼製品輸入は、前年同月比16.8%増加の34万7,300トン、前月比では僅か0.5%微増、今年上半期は、前年同期比31.3%増加の203万トン、6月の過去12か月間では、22.5%増加の394万トンを記録している。 6月の卸売業者の鉄鋼製品の在庫は、営業日数換算で2.6ヶ月に相当する78万5,800トン、5月から6月にかけて約5万トン増加、7月の鉄鋼製品の在庫は、営業日数換算で3.1ヶ月に上昇すると予想されている。 今年上半期の鉄鋼製品価格は既に65%上昇、過去12か月間の鉄鋼製品の値上げは160%~170%に達しているが、今後短期間の値上げは、行われないとCarlos Loureiro会長は指摘している。 現在の輸入鉄鋼製品と国産品の価格差は15.0%前後の差があるが、ドルの為替はR$5.20~R$5.00で、鉄鉱石、石炭並びに鉄屑国際コモディティ価格が安定していると仮定するならば、短期間の鉄鋼製品価格の値上げは、行われないとCarlos Loureiro会長は指摘している。

価格高騰にも関わらず、鉄鋼製品販売は中国並みの急増(2021年6月15日付けエスタード紙)

機械・装置、建設業、家電並びにトラック向け鉄鋼製品需要が牽引して、2021年初め4か月間のブラジル国内の鉄鋼製品販売は、2013年同期のピーク時を上回る勢いで上昇しているにも拘らず、大型消費企業は現状の販売リズム維持は難しいと予想している。 鉄鋼業界では、鉄鋼製品販売量と国内総生産は相関関係にあると言われており、通常その年の鉄鋼製品販売量はGDP伸び率に比例すると言われているが、今年のGDP伸び率予想は5.0%前後に対して、鉄鋼製品販売は、GDP伸び率の2倍以上に達する可能性が見込まれている。 ブラジル鉄鋼協会(IABr)の最新調査によると、2021年のブラジルの粗鋼生産は、前年比11.3%増加でGDP伸び率の2倍以上が予想されている。現在の鉄鋼メーカーの設備稼働率は、75.0%とCOVID-19パンデミック前の63.0%を大幅に上回っている。 現在の鉄鋼製品販売は、機械・装置部門、建設業、電気・電子並びにトラック生産が牽引する四輪部門の需要拡大で、今年初め4か月間の鉄鋼製品販売は、ピークを記録した790万トンと2013年同期を上回っている。 今年初め4か月間の鉄鋼製品販売は、昨年同期を3.5%上回っており、各種の鉄鋼製品販売で記録を更新しており、また誰も信じないが、パウロ・ゲーデス経済相が強調していたV字型回復になっているとMarco Polo de Mello Lopes会長は指摘している。 中国のいち早い経済回復、欧米諸国のCOVID-19対応ワクチン接種拡大に伴う経済活動の活性化に伴って、鉄鉱石や石油などの国際コモディティ商品が高騰で、ブラジルの鉄鋼製品輸出減少並びに鉄鋼製品の輸入減少は発生している。 白物家電、電気電子製品並びに自動車生産向けの1トン当たりの圧延鋼板価格は、過去12か月間で172.4%高騰、建設業向け棒鋼価格は153.3%高騰している。 中国製の鉄鋼製品輸入は5か月間を要するが、COVID-19パンデミック開始からすでに価格は240%、輸入関税は12%を払ってもブラジル国内の鉄鋼製品価格よりも安いとブラジル機械装置工業会(Abimaq)のJosé Velloso Dias Cardoso会長は指摘している。 今年初め4か月間のブラジル国内の粗鋼販売は、前年同期比40.5%増加の789万トン、粗鋼生産は、前年同期比15.9%増加の1,178万1,000トン、粗鋼製品輸入は9.3%増加の114万5,000トン、粗鋼製品輸出は、マイナス13.9%の352万4,000トンを記録している。

鉄鋼メーカーは自動車メーカーと鉄鋼製品供給量の減少で調整(2021年5月19日付けエスタード紙)

鉄鋼メーカーと自動車メーカーとの鉄鋼製品価格調整は年間契約であったが、現在の国産の鉄鋼製品価格は、輸入鉄鉱製品同等か上回っており、今後は四半期若しくは半年ごとの価格調整を行う。 今までは鉄鋼メーカーは、鉄鉱石や鉄鋼製品の国際コモディティ価格のボラティリティに関係なく、自動車メーカーに対して、年間を通して販売価格を固定していた。 しかし、先進諸国を中心としたCOVID-19対応のワクチン接種進展や経済回復傾向に伴って、特に鉄鉱石並びに鉄鋼製品の両方の国際コモディティ価格が上昇しているため、年間契約は鉄鋼メーカーにとって不利となっているので、四半期若しくは半年間の契約で合意している。 鉄鉱石や鉄鋼製品の国際的需要が供給を上回っているために、1年間の長期契約で価格を凍結することは、原材料の鉄鉱石の国際コモディティ価格の上昇では、自動車メーカーへの鉄鉱石品の供給価格修正の機会を無駄にするだけでなく、鉄鋼メーカーにとって、収益性を損なっている。 過去12か月間のブラジル国内の自動車、機械・装置並びに家電向けの圧延鋼のスポット価格は130%高騰、今年初めからの価格は既に46.0%高騰していると鉄鋼製品価格の変動をモニタリングしているコンサルタント会社S&P Global Platts社は指摘している。ウジミナス製鉄所は4月の業界アナリストとのテレカンファレンスで、今後数か月間以内の鉄鋼製品の再度の値上げを示唆していた。 レアル通貨に対するドル為替の高騰、フレートの高騰、輸入製品の安定供給リスクによる納品遅延などの問題を抱えている輸入鉄鋼製品に足して、国内鉄鋼メーカーは鉄鋼製品の国際コモディティ価格を上回る価格設定が可能となっている。 国内の鉄鋼メーカーの鉄鋼製品は、ドル高の為替や安定供給問題による鉄鋼製品の供給遅延などの要因で、輸入品よりも最高10%の鉄鋼価格販売が可能となっており、また大手自動車メーカーや大手部品サプライヤーは国産の鉄鋼製品購入の選択を余儀なくされている。 鉄鋼メーカーによる年間契約から四半期若しくは半年契約での価格見直しの期限短縮は、自動車メーカーの最大サプライヤーであるアルセロールミッタル製鉄所、ウシミナス製鉄所並びにナショナル製鉄所(CSN)の話し相手合意と各自動車メーカー購買担当責任者が指摘している。

今年4月の機械・装置輸入は43.0%大幅増加(2021年5月14日付けエスタード紙)

ジェツリオ・ヴァルガス財団ブラジル経済研究所(Ibre/FGV)の貿易指数(Icomex)調査によると、2021年4月の機械・装置などの資本財輸入は、前年同月比42.8%増加を記録している。 今年4月の資本財輸入が前年同月比で42.8%の大幅増加を記録した要因として、岩塩層下(プレソルト)油田の石油・天然ガス開発用の浮体式海洋石油生産・貯蔵・積出設備プラットフォーム(FPSO)向け機械・装置が大きな非常を占めていた。 FPSO向け機械・装置輸入を除いた今年4月の資本財輸入は、前年同月比28.9%増加に留まる。また今年4月の製造業部門の中間財輸入は、前年同月比31.2%増加を記録している。 今年4月の製造業部門の耐久財輸入は、前年同月比93.8%増加、半耐久消費財輸入は6.6%増加、非耐久消費財輸入は、17.1%増加を記録している。 一方今年4月のブラジルの製造業部門の耐久消費財輸出輸出は、アルゼンチン向けなどの自動車・トラックなどが牽引して197.3%増加、資本財輸出は、航空機が牽引して81.7%増加を記録している。 また今年4月の半耐久消費財輸出は134.4%増加、非耐久消費財輸出は20.4%増加、中間財輸出は25.5%増加を記録している。今年4月の製造業部門の輸入並びに輸出が増加した要因として、特にアルゼンチンを中心とした南米諸国との貿易が活性化している。 今年4月のブラジルの貿易収支は103億ドルの黒字を計上、輸出量は前年同月比23.3%増加、輸入量も28.8%増加している。 今年初め4か月間の貿易収支は182億ドルの黒字を記録、輸出量は前年同期比7.2%増加、輸入量は12.3%増加を記録している。今年初め4か月間のブラジルの中国との貿易収支は、137億ドルの黒字計上した一方で、米国との貿易収支は、28億ドルの赤字を計上している。中国の輸出比率は全体の33.6%、輸入比率は21.8%を占めていた。

ゲルダウ社の第1四半期の純益は、24億5,000万レアル(2021年5月5日付けヴァロール紙)

ブラジル大手鉄鋼メーカーゲルダウ社の2021年第1四半期の純益は、前年同期の2億1,600万レアルの10倍以上に相当する24億5,000万レアルを記録している。 今年第1四半期のゲルダウ社の売上は、鉄鋼製品の販売増加並びに北米での売上増加、レアル通貨に対するドル高の為替が牽引して、前年同期比77.0%の大幅増加の163億4,000万レアルを記録している。 同社の今年第1四半期の税引前利益に支払利息と減価償却費を加算したもので総資本に対してどの程度のキャッシュフローを産みだしたかを簡易的に示す(Ebitda) は、前年同期比308%増加の42億レアルを記録している。 同社の今年第1四半期の販売コストは、販売量の増加並びに原材料のコストの上昇に伴って50%増加、スクラップ販売は77.0%増加した一方で、鉄鉱石の国際コモディティ価格も94%高騰している。 同社の今年第1四半期の鉄鋼製品販売は、ゲルダウが生産を行っている各国の鉄鋼製品の消費回復に伴って、15.0%増加の308万トンに達している。また鉄鉱製品生産はマイナス1.0%の315万トンであった。 ゲルダウ社の特殊鋼を除いた第1四半期の国内販売は31.0%増加、そのうち僅か4.0%は輸出であった。また同社は14万5,000トンの鉄鉱石を第三者に販売、また71万8,000トンは国内消費に回された。鉄鉱石部門の売上は102%増加の68億8,000万レアル、輸出はマイナス53.0%の1億9,200万レアルであった。 ゲルダウ社の第1四半期のEBITDA有利子負債倍率は、Ebitdaの増加に伴って昨年の第4四半期の1.25倍から0.96倍に減少して改善してきている。ゲルダウ社は、第1四半期決算の普通株並びに優先株の1株当たりの配当金0.40レアルを5月26日の支払いを予定している。  

工作機械最大手ROMI社の今年第1四半期の機械・装置受注は118%増加(2021年4月28日付けエスタード紙)

ブラジルの製造業部門の生産回復、僅か2.75%の政策誘導金利Selic、レアル通貨に対する高止まりするドルの為替並びにアジア市場の機械・装置需要の拡大に伴って、工作機械最大手ROMI社の今年第1四半期の機械・装置受注は堅調に推移している。 ROMI社の今年第1四半期の機械・装置受注残高は、前年同期比118.0%の4億820万レアルに達している。ROMI社の事業別の受注では、ブラジル国内市場を管轄するMáquinas Romi社の今年第1四半期の機械・装置受注は150%増加の2億1920万レアルであった。 またヨーロッパやアジア市場を管轄するBurkhardt+Weber社 (BW)の受注は、165%増加の5350万レアル、ブラジル国内の大手企業向け部品製造の鋳物関連会社の受注は、70%増加の1億3540万レアルであった。 Romi社グループの今年第1四半期の受注残高は、前年同期比85.5%増加の7億840万レアル、鋳物関連会社は農業市場部門、商業用自動車部門並びに建設業部門が重機部門以外に堅調に受注を伸ばしている。  

今年3月の世界の粗鋼生産は、中国が牽引して15.2%増加(2021年4月22日付けヴァロール紙)

64カ国の約170鉄鋼メーカーが加盟している世界鉄鋼協会(Worldsteel)の発表によると、2021年3月の世界の粗鋼生産は中国の鉄鋼需要が牽引して、前年同月比15.2%の二桁増加の1億6,920万トンを記録している。 今年3月の中国の粗鋼生産は、前年同月比19.1%増加の9,400万トンは世界全体の55%と過半数を占めており、粗鋼製品価格の決定に大きな影響力を擁している。 今年3月のインドの粗鋼生産は前年同月比23.9%増加、日本は4.6%増加、米国は僅か1.0%微増、韓国の粗鋼生産は4.7%増加を記録している。 ヨーロッパ連合の粗鋼生産比較では、ドイツが10.4%と二桁増加、トルコも9.2%増加を記録。ブラジル鉄鋼協会(IABr)の発表によると、ブラジルの粗鋼生産は4.1%増加の280万トンであった。 今年第1四半期の世界の粗鋼生産は、前年同期比10.0%増加の4億8,690万トン、中国の粗鋼生産は、世界全体の56%のマーケットシェアに相当する前年同期比15.6%増加の2億7,100万トンであった。 今年第1四半期のアジア並びにオセアニア地域の粗鋼生産は、13.2%増加の3億5,690万トン、27か国で構成されるヨーロッパ連合の粗鋼生産は3.1%増加、北米地域は5.2%増加している。

今年3月の鉄鋼製品販売は22.7%増加(2021年4月19日付けヴァロール紙)

ブラジル鉄鋼卸売業者協会(Inda)の発表によると、2021年3月の鉄鋼卸売り業者による鉄鋼製品販売は、前年同月比22.7%の二桁増加の32万5,400トンを記録している。 今年第1四半期の鉄鋼製品販売は、前年同期比16.1%増加の96万2,400トン、今年3月の過去12か月間での累計販売は、12.4%増加の368万トンを記録している。 今年3月の鉄鋼卸売業者による粗鋼製品購買は、24.8%増加の34万100トン、今年第1四半期の購買は、13.9%増加の99万7,900トン、今年3月の過去12か月間での累計購買は、10.3%増加の358万トンとなっている。 ブラジル鉄鋼卸売業者協会(Inda)のカルロス・ロウレイロ会長は、鉄鋼卸売業者の鉄鋼製品販売は粗鋼製品購入を下回った要因として、鉄鋼製品の適正在庫が目的であり、今年3月の鉄鋼卸売業者の鉄鋼製品在庫は71万1,200トンで営業日数換算で2.2ヶ月分に相当する在庫を抱えている。 過去の鉄鋼卸売業者の鉄鋼製品在庫は、営業日数換算で3.5ヶ月前後であったが、粗鋼製品の国際コモディティ価格上昇で運転資金が圧迫されているために、現在の適正在庫と思われる2.5ヶ月~3か月の在庫への調整を行っている。 今年初めから現在までに鉄鋼メーカーによる鉄鋼製品値上げは既に3回実施されて約35%値上がりしているが、2020年の1年間の鉄鋼製品値上げは90%に達していた。 現在、鉄鋼メーカーは鉄鋼製品の再度の値上げについて議論していないが、鉄鋼製品の値上げは鉄鋼メーカーにとって収益改善に繋がる一方で、鉄鋼製品の需要は減少する。 仮にレアル通貨に対するドルの為替はR$6.00に達すれば、輸入鉄鋼製品の競争力が増加するとロウレンソ会長は指摘している。ナショナル製鉄所CSN、アルセロール・ミッタル社並びにウジミナス製鉄所はそれぞれ4月に鉄鋼製品価格を10%~12%値上げしていた。 多くの顧客は鉄鋼メーカーと価格交渉を行って既に合意に達してきており、4月または遅くとも5月中には鉄鋼製品の供給問題は解決するとロウレイロ会長は指摘している。  

今年2月の世界の粗鋼生産は中国が牽引して4.1%増加(2021年3月23日付けヴァロール紙)

世界鉄鋼協会(WSA)の加盟64か国集計の発表によると、2021年2月の世界の粗鋼生産は、中国の二桁台増加が牽引して、前年同月比4.1%増加に相当する1億5,020万トンを記録した一方で、今年2月の米国、インド並びに日本の粗鋼生産は、COVID-19パンデミック直前の前年同月比ではマイナスを記録している。 seus dados à entidade mundial da siderurgia. 今年2月の中国の粗鋼生産量は、前年同月比10.9%増加の8,300万トンを記録、今年2月の世界の粗鋼生産量1億5,020万トンの55%に相当する過半数以上を占めている。 今年2月のインドの粗鋼生産量は、前年同月比3.1%減少の910万トンで中国に次いで2位、日本の粗鋼生産量は、5.6%減少の750万トンで世界3位にも拘らず、中国の10分の1以下に留まっている。 北米の今年2月の米国の粗鋼生産量は、前年同月比10.9%の二桁減少の630万トンに後退して、中国の10.9%増加と同じ比率で減少して益々マーケットシェアを落としている。 世界の粗鋼生産トップ10に入っているロシアの今年2月の粗鋼生産は前年同月比1.3%減少、韓国は1.2%増加、ドイツは10.4%減少、トルコは5.9%増加、イランは11.5%増加の230万トンを記録している。 今年2月のブラジルの粗鋼生産は前年同月比3.8%増加の280万トンを記録した一方で、ヨーロッパ連合を形成しているヨーロッパ諸国の今年2月の粗鋼生産は、依然としてCOVID-19パンデミックの影響を受けて減産を強いられている。

今年2月の鉄鋼製品消費は24.5%増加の210万トン(2021年3月17日付けヴァロール紙)

ブラジル鉄鋼協会(IABr)の発表によると、2021年2月の鉄鋼製品消費量は、前月比24.5%の二桁増加の210万トン、今年初め2か月間の累計消費量は、前年同期比24.7%増加の430万トンを記録している。 今年2月のブラジル国内の粗鋼製品販売は、前年同月比20.9%増加の190万トン、今年初め2か月間のブラジル国内の累計消費量は、前年同期比22.9%増加の380万トンを記録している。 今年2月の粗鋼生産は、前年同月比3.8%増加の280万トン、今年初め2か月間の累積粗鋼生産量は、前年同期比7.3%増加の580万トンに達している。 今年2月の粗鋼製品輸出は2.1%増加の76万6,000トン、粗鋼製品の輸出金額は、35.5%増加の5億2,200万ドルに達している。また今年初め2か月間の累積粗鋼製品の輸出量は、マイナス30.2%の130万トン、輸出金額は、マイナス8.5%の8億3,600万ドルに留まった。 今年2月の粗鋼製品輸入は、前年同月比123.5%増加の33万4,000トン、輸入金額は、81.2%増加の2億9,300万ドルとそれぞれ輸入量並びに輸入金額の大幅増加を記録している。 今年初め2か月間の累積粗鋼製品の輸入量は、前年同月比74.4%増加の6億5,800万ドル、輸入金額は、48.9%増加の5億8,100万ドルととそれぞれ輸入量並びに輸入金額の大幅増加を記録しているとブラジル鉄鋼協会(IABr)のMarco Polo de Mello Lopes会長は説明している。

CSN製鉄所は4月に鉄鋼製品の15.0%値上げを予定(2021年3月16日付けヴァロール紙)

実業家ベンジャミン・ステインバック氏が率いるナショナル製鉄所(CSN)は、ドルの為替と連動している国際コモディティの鉄鉱石価格をドルがR$5.60を突破したために、中国並びにブラジル国内向けの需要が旺盛であり、今年4月1日から鉄鋼製品価格の値上げを行うと発表している。 ナショナル製鉄所(CSN)による4月1日からの鉄鋼製品の値上げは、今年1月並びに2月の値上げに続いて3回目の値上げとなり、建設資材向けの棒鋼は15.0%、製缶向け薄鋼板は、11.25%の大幅値上げが予定されており、その他の鉄鋼製品は10%値上げが見込まれている。 4月の鉄鋼製品の値上げは、中国の鉄鋼製品価格の上昇、レアル通貨に対するドル高の為替、鉄鉱石、石炭並びに鉄鋼スクラップの原材料の高騰、ブラジル国内の自動車、フリーザーや冷蔵庫などの耐久消費財の旺盛な需要が牽引しているとナショナル製鉄所(CSN)営業担当のLuiz Fernando Martinez取締役は説明している。 レアル通貨に対するドルの為替がR$5.60%を突破している状況では、4月1日から鉄鋼製品の値上げを実施しても、国内の鉄鋼製品価格は輸入製品よりも僅か2.0%~5.0%の高値であり、更にドル高が進めば再度の価格調整を余儀なくされるとLuiz Fernando Martinez取締役は説明している。 昨年1月から今年2月までの1トン当たりの鉄鉱石並びに石炭の平均実質価格は131%上昇、特に鉄鉱石の国際コモディティ価格は、94.15ドルから172.75ドルに上昇した上に、更にレアル通貨に対するドルの為替はR$4.04からR$5.45に高騰、石炭価格は110ドルから145ドルに上昇、実質的に1トン当たりの鉄鉱石並びに石炭の価格は、レアル換算で879.23レアルから2,035.04レアルと2倍以上値上がりしている。 中国向けの1トン当たりの熱間圧延鋼板の輸出価格は、760ドル~780ドルで推移しているが、中国政府は国内向け出荷を優先するために、輸出向け優遇税を撤廃しているために、中国からの鉄鋼製品輸出が減少している。  

昨年第4四半期のWEG社の純益は48.5%増加の7億4,220万レアルを記録(2021年2月24日付けヴァロール紙)

ブラジルの機械・装置メーカー大手のWEG社の2020年第4四半期の純益は、国内経済の回復に伴って好調な国内販売並びにレアル通貨に対するドルの為替の高騰で輸出減少を補った。 ブラジルのサンタ・カタリーナ州ジャラグァー・ド・スー市に本社を置くWEG Industries社 は、電気モーター、発電機、変圧器などのエネルギー生産用製品を製造するメーカーであるが、農業部門、鉱業、鉄鋼、製紙・パルプ部門、石油・天然ガスやエタノールなどの産業向け機器も開発、製造してメーカー。 2020年第4四半期のWEG社の純益は、前年同期比48.5%の大幅増加の7億4,220万レアルを記録、売上は29.5%増加の48億8,000万レアルを記録、特に国内販売は36.8%増加して、レアル安の為替による海外でのドルでの売上減少を補った。 同社の売上の大半を占める海外市場の昨年第4四半期の売上は、COVID-19パンデミックによる影響で、インフラ整備関連プロジェクトが軒並み先送りされた影響で減少している。 昨年のレアル通貨に対するドルの為替は31.0%下落した影響で、ドル換算の売上は5.5%減少したが、レアル換算では23.7%増加している。またEBITDAは、47%増加の9億8,100万レアルを記録している。

今年1月の鉄鋼製品販売は16.2%増加(2021年2月23日付けヴァロール紙)

ブラジル鉄鋼卸売業者協会(Inda)の発表によると、2021年1月の鉄鋼製品販売は、前年同月比二桁台の16.2%増加の32万4,600トンを記録している。 また今年1月の1日平均の鉄鋼製品販売は1万6,200トンと2013年1月の水準まで回復している。今年1月の過去12か月間の累計販売量は前年同期比7.5%増加の366万トンとなっている。 今年1月のブラジル鉄鋼卸売業者協会(Inda)の鉄鋼メーカーからの鉄鋼製品購買は、前年同月比13.0%増加の33万5,900トン、過去12か月間の累計では10%増加の350万トンを記録している。 今年1月のブラジル鉄鋼卸売業者の鉄鋼製品在庫は、営業日数換算で2.1ヶ月に相当する68万6,900トン、また1月の鉄鋼製品輸入量は前年同月の10万6,230トンの51.9%増加に相当する16万1,380トンを記録している。  

製造業部門は部品供給問題で生産に支障をきたしている(2021年2月17日付けヴァロール紙)

2021年初めの製造業部門の生産向け原材料・部品不足は、昨年第3四半期から継続しており、生産計画に支障をきたしているとジェツリオ・ヴァルガス財団ブラジル経済研究所(Ibre/FGV)の調査で判明している。 今年初めの製造業部門で原材料・部品不足で計画通りの生産ができていないのは、自動車部門、金属部門並びにプラスティック部門が顕著となっている。 今年初めの製造業部門の部品供給問題に加えて、連邦政府によるCOVID-19パンデミック対応の昨年上半期からの月額600レアルの緊急給付金(auxílio emergencial)支給、昨年9月から半額の300レアルの給付金支給は昨年12月をもって終了したが、不透明な給付金支給の再開などの要因で、製造業部門の企業経営者の今後数か月間の先行き景況感は悪化している。 ブラジル経済研究所(Ibre/FGV)調査員のClaudia Perdigão氏及びViviane Seda Bittencourt氏は、調査対象の企業経営者の48.1%は増産は難しいと回答、そのうち20%は部品不足問題を指摘。 15.9%は部品サプライヤー問題、重税2.5%、運転資金不足2.4%、金利高は0.2%、その他の要因は6.1%となっている。 今年1月の製造業部門で、最も部品供給問題を抱えているのは自動車部門で49.6%、設備稼働率は過去平均のマイナス5.8%に留まっている。前期同様に金属部門45.6%、設備稼働率は過去平均よりもマイナス1.6%を記録している。 続いてプラスティック部門29.1%、設備稼働率は過去平均よりも3.6%増加、化学部門25.5%、3.6%増加、機械・電気材料部門25.4%、7.6%増加、食品部門23.4%、3.0%増加、紙パルプ部門15.3%、3.5%増加、その他は21.5%、0.4%増加となっている。 昨年11月の調査では、調査対象の18部門のうち14部門で部品不足を指摘していたが、今年1月は8部門で依然として部品供給不足がネックになっていると指摘している。 全国自動車工業会(Anfavea)は、今年1月の部品供給は昨年11月よりも改善されたが、世界的な半導体不足で、自動車メーカーは軒並み減産を余儀なくされている。 ブラジル鉄鋼協会(IABr)は、昨年の設備稼働率はCOVID-19パンデミック危機の影響で、国内需要が壊滅的な影響を受けて高炉の操業低などを余儀なくされ僅か45.0%に留まっていたが、今年1月は67.3%に回復している。 今年1月の段ボール箱関連生産は前年同月比4.9%増加で、7ヶ月連続で月間記録を更新しており、生産が正常化するのは、今年下半期になるととブラジル包装紙協会(Empapel)は予想している。

2020年の世界の粗鋼生産は、マイナス0.9%の18億6,000万トンに留まった(2021年1月26日付けヴァロール紙)

64カ国の約170鉄鋼メーカーが加盟している世界鉄鋼協会(Worldsteel)の発表によると、2020年の世界の粗鋼生産は、世界的なCOVID-19パンデミック危機の影響にも関わらず、前年比僅か0.9%減少に留まっている。 加盟している鉄鋼メーカーが世界の鉄鋼生産の85%を占める世界鉄鋼協会の発表によると、2020年の世界の鉄鋼生産は18億6,000万トンを記録している。 COVID-19パンデミックにも拘らず、中国の昨年の粗鋼生産は前年比5.3%増加の10億100万トンを記録、一方ブラジルの粗鋼生産は前年比マイナス4.9%、米国は二桁減少のマイナス17.2%を記録している。 2019年12月末に判明した中国湖北省武漢市が発生源の新型コロナウイルス発生で、中国の粗鋼生産は昨年2月まで減産の影響を受けていたが、3月から鉄鋼メーカーの設備稼働率は92%に達していた。 中国の鉄鋼増産に伴って鉄鉱石の国際コモディティ価格は1トン当たり180ドル近くまで上昇、昨年末の1トン当たりの鉄鉱石の国際コモディティ価格は、74%高騰の160,47ドルを記録していた。 中国の2019年の粗鋼生産は前世界の53.3%を占めていたが、COVID-19パンデミック対応で世界中の鉄鋼メーカーが生産調整したために、中国の世界マーケットシェアは56.5%に上昇、鉄鋼製品の国際コモディティ価格を大きく左右する寡占率となっている。 昨年の中国以外で特筆されるのは、昨年のインドの粗鋼生産は、前年比二桁減少のマイナス10.6%の9,960万トンと1億トンを割り込んでる。日本の粗鋼生産は16.2%減少の8,320万トンに留まっている。 ヨーロッパ連合の粗鋼生産を牽引する昨年のドイツの粗鋼生産はマイナス11.8%に相当する1,388万トン減少の3,570万トンに留まった。米国の昨年の粗鋼生産は、前年比マイナス17.2%の7,270万トン、昨年の南米諸国の粗鋼生産は、前年比マイナス4.9%の3,100万トンであった。 2020年の世界の粗鋼生産ランキングでは、中国、インド、日本、ロシア、米国、韓国、トルコ、ドイツ、ブラジル、イランは10位となっている。