今年7月の機械・装置部門売上は、前年同月比7.0%増加(2021年8月26日付ヴァロール紙)

ブラジル機械装置工業会(Abimaq)の発表によると、2021年7月の機械・装置部門の純売上は、前年同月比7.0%増加の170億5,000万レアルを記録、今年初め7か月間の累計売上は、前年同期比34.3%大幅増加の1,185億5,000万レアルを記録している。

また今年7月の過去12か月間の機械・装置部門の累計売上は、前年同期比27.0%の大幅増加を記録、国内経済の回復に伴って機械・装置部門の売上増加が明確になってきている。

今年7月のブラジル国内の機械・装置部門販売は、前年同月比10.9%の二桁増加の131億レアルを記録、今年初め7か月間の売上は、前年同期比45.7%増加の913億2,000万レアル、7月の過去12か月間では、37.8%増加の1,548億1,000万レアルを記録している。

今年7月の機械・装置部門消費は、前年同月比8.4%増加の233億4,000万レアル、今年初め7か月間では、19.3%増加の1,682億5,000万レアル、7月の過去12か月間では、19.3%増加の2,836億9,000万レアルを記録。今年7月の国内の機械・装置部門消費比率は、前年同月比10ポイント増加、国内の機械・装置生産は全体の54.3%を占めている。

今年下半期の機械・装置部門販売は、好調を持続すると予想されており、今年の機械・装置部門販売は、前年比15.0%~20.0%増加をブラジル機械装置工業会(Abimaq)のJosé Velloso会長は強気の予想をしている。

7月の過去12か月間の機械・装置部門販売は、27.0%増加している一方で、金利の上昇、インフレ及びドル高の為替は、原材料コスト及び人件費の上昇に繋がるとJosé Velloso会長は指摘している。

7月の機械・装置の輸入は、前年同月比38.4%増加の17億4,000万ドル、今年初め7か月間では、15.3%増加の118億6,000万ドルを記録。一方前期同様、輸出は26.3%増加の7億6,470万ドル、今年初め7か月間では、22.4%増加の48億1,000万ドルを記録しており、依然として機械・装置部門の貿易収支は、大幅な赤字が継続している。

鉄鋼メーカーは需要記録更新で軒並み投資再開(2021年8月16日付けヴァロール紙)

世界9位の粗鋼生産のブラジル鉄鋼業界は、今年上半期は過去8年間で最高の粗鋼需要が追い風となって、各鉄鋼メーカーは今後の粗鋼需要拡大を前提に、2014年から操業停止に追いこまれていた高炉の再稼働並びに投資拡大を発表している。

昨年3月のCovid-19パンデミックの影響で、ブラジル国内の鉄鋼メーカーは、鉄鋼需要の下落に伴って、鉄鋼生産調整のための生産ラインの稼働停止、高炉の停止を余儀なくされていた。

しかし今年上半期は、世界的な鉄鋼需要でブラジル国内の鉄鋼メーカーの生産体制は、Covid-19パンデミック前のレベルまで回復している。

現在の各鉄鋼メーカーの平均設備稼働率は、73.5%まで上昇して、Covid-19パンデミック前の水準まで戻ってきているとブラジル鉄鋼協会(IABr)のMarco Polo de Mello Lopes会長は説明している。

2021年~2025年の5年間の鉄鋼業界のブラジル国内の設備投資は、今後5年間の鉄鋼需要拡大をに伴って80億ドルに達するとMarco Polo de Mello Lopes会長は説明している。

2008年~2020年の過去13年間の鉄鋼業界の累計投資総額は、282億ドルに達していた。今年の鉄鋼生産は、消費並びに国内販売が牽引して2013年以降では記録更新すると予想されている。
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ゲルダウグループは、パラナ州内の製鉄所の操業再開並びにサンパウロ州の特殊鋼生産再開の発表後、ミナス州の製鉄所への60億レアルの投資を発表している。

メキシコ資本Simec社は、サンパウロ州ピンダモニャンガーバ工場での棒鋼やワイヤーの生産を倍増、エスピリット・サント州カリアシカ工場拡張に対して3億5,000万ドルの投資を予定している。

ウジミナス製鉄所は、サンパウロ州クバトン工場での亜鉛メッキ鋼線の製造ラインの設置を検討、アルセロール・ミッタル社は、今年3月のサンタ・カタリーナ州の工場拡張に3億5,000万ドルの投資を発表している。

2013年の粗鋼消費のピーク以降、2014年からの経済危機で国内の鉄鋼製品の需要は継続して減少傾向を示し、2019年には国内の粗鋼販売の減少率は23%に達して底を打っていた。

鉄鋼業界では2020年からの国内景気の活性化を見込んでいたにも関わらず、昨年3月からのCovid-19パンデミックで国内外需要は消滅していたが、今年5月から国内消費は力強く回復傾向を示しているとロペス会長は指摘している。

大手工作機械メーカーRomi社は、コロナ禍の最悪期は脱出(2021年7月21日付けヴァローレ紙)

昨年3月から始まったCOVID-19パンデミックの影響で、ブラジル国内の小売業、サービス業や製造業など壊滅的な影響を受けていたが、今年4月以降は最悪期を脱出しているとブラジルの最大手工作機械メーカーRomi社のLuiz Cassiano Rosolen社長は指摘している。

今年第2四半期のRomi社受注残高は、前年同期比68.5%増加に相当する6億7,500万レアルを記録、純益は、277.5%増加に相当する4,270万レアルを記録している。

国際コモディティ価格の上昇や世界的な半導体や電機電子部品の供給不足、レアル通貨に対するドル高の為替による原材料費高騰にも関わらず、同社は今年第2四半期の受注残並びに純益、増産を記録している。

好調な受注残で2022年度の生産計画に弾みがついており、アジア並びにヨーロッパ向けマーケット拡大を積極的に進めるとLuiz Cassiano Rosolen社長は楽観的な見方をしている。

世界的な半導体や電子部品の供給問題は、わが社にと直接影響を及ぼしていないが、我が社のパートナー企業への部品納期の遅れの影響は多少受けているとLuiz Cassiano Rosolen社長は説明している。

インフレコストは我社にインパクトを与えるが、マージン率を維持するために、機械・装置業界では価格転嫁ができていると説明している。

今年6月の鉄鋼製品輸入は、前年同月比118.1%増加の22万5,970トン(2021年7月20日付けエスタード紙)

ブラジル鉄鋼卸売業者協会(Inda)の発表によると、2021年6月の鉄鋼卸売り業者による鉄鋼製品販売は、前年同月比118.1%増加の22万5,970トンを記録している。

今年上半期の鉄鋼製品輸入は、前年同期比103.8%増加の94万4,390トン、また今年6月の平板鋼を含む鉄鋼製品輸入が36万4,400トンまで急増している要因として、6月の輸入鉄鋼製品の価格は、今年1月~2月の国産の鉄鋼製品価格よりも200ドル~300ドル安いために、鉄鋼製品輸入が急増している。

また今年の輸入鉄鋼製品のマーケットシェアは、更に増加するとブラジル鉄鋼卸売業者協会(Inda)のCarlos Loureiro会長は指摘している。

今年6月のブラジル国内の鉄鋼製品の卸売販売は、前年同月比3.3%増加の30万トン、前月比ではマイナス6.4%を記録、今年上半期の鉄鋼製品の卸売販売は、前年同期比28.8%増加の192万トン、6月の過去12か月間では、25.7%増加の404万トンを記録している。

6月の1日平均の鉄鋼製品の卸売販売は、1万3,600トンと平常レベルに接近してきており、今年7月の鉄鋼製品の卸売販売は、前月比マイナス7.7%に相当する27万7,000トンをCarlos Loureiro会長は見込んでいる。

今年6月の鉄鋼製品輸入は、前年同月比16.8%増加の34万7,300トン、前月比では僅か0.5%微増、今年上半期は、前年同期比31.3%増加の203万トン、6月の過去12か月間では、22.5%増加の394万トンを記録している。

6月の卸売業者の鉄鋼製品の在庫は、営業日数換算で2.6ヶ月に相当する78万5,800トン、5月から6月にかけて約5万トン増加、7月の鉄鋼製品の在庫は、営業日数換算で3.1ヶ月に上昇すると予想されている。

今年上半期の鉄鋼製品価格は既に65%上昇、過去12か月間の鉄鋼製品の値上げは160%~170%に達しているが、今後短期間の値上げは、行われないとCarlos Loureiro会長は指摘している。

現在の輸入鉄鋼製品と国産品の価格差は15.0%前後の差があるが、ドルの為替はR$5.20~R$5.00で、鉄鉱石、石炭並びに鉄屑国際コモディティ価格が安定していると仮定するならば、短期間の鉄鋼製品価格の値上げは、行われないとCarlos Loureiro会長は指摘している。