「平成26年度秋の叙勲式」は2015年1月6日午後3時からサンパウロ総領事公邸で開催、商工会議所からは平田藤義事務局長が参加、ブラジルから3名が受章、その内、在サンパウロ総領事館管内では次の2名が受章者として選ばれました。
受章したのはジョアン・グランディーノ・ローダス氏、69歳。サンパウロ総合大学法学部の教授を務めており、同大学の第25代学長も務めた。学長任期中には日本の諸大学と積極 的な学術交流を推進、さらに締結または、更新に至った大学間および部局間交流協定の数は31件にも及び、日本に関する数多くのセミナー・シ ンポジウムを同大法学部において開催した他、2008年には法学部長として皇太子殿下をお迎えした。日本政府が実施する国費留学制度の広報や日本留学 フェアーの開催に協力し、日本ブラジル間での学術に大きく寄与して、旭日中綬章を受章した。
またもう1名の受章者は赤木政敏氏、83歳、宮崎県に生まれ。国際相撲連盟副会長、南米相撲連盟会長、ブラジル相撲連盟会長を歴任、南米における相撲の普及活動や日本と南米各国間の相撲交流に貢献。サン・ミゲ・パウリスタ日系文化体育協会会長も勤め、日本語教育や日本文化普及活動、スポーツ振興にも尽力して旭日小綬章を受章した。