今年1月の貿易収支は27億ドルの黒字計上(2023年2月2日付けヴァロール紙)

2023年1月のブラジルの貿易収支は、27億ドルの黒字を計上したと通商局(Secex)は発表している。前年同月の貿易収支は5,800万ドルの赤字を計上していた。

毎年1月の貿易収支は不透明な傾向にあり、今年のブラジルの貿易収支は500 億ドル~ 710 億ドルの黒字が見込まれている。昨年のブラジルの貿易収支は618億ドルの黒字を計上していた。

今年1月の輸出総額は前年同月比11.7%の二桁増加の231億ドルに対し、輸入総額は1.7%減少の204億ドルを記録したために貿易収支黒字が拡大している。

開発商工サービス省(MDIC)は、今年は昨年と比較して輸出が同水準で輸入が減少するために、今年の貿易収支は昨年を上回ると予想。世界経済の減速及び国際コモディティ価格下落の兆候は、程度の差こそあれブラジルの貿易収支にも影響を及ぼすと貿易局情報・統計担当 Herlon Brandão局長には指摘している。

BMJ社のWelber Barral共営者は、1 月の季節性の影響で、例年前年比で僅かな貿易赤字または黒字が一般的になっていると説明。 例えば、今年1月の穀物の輸出がほとんどなく、経済活動がある程度縮小して異常な時期であり、今年の貿易黒字は 国債コモディティ価格の下落でブラジルの貿易収支は500 億ドル近くに留まると予想しているが、今年下半期のブラジル国内経済の回復に伴う輸入増加は貿易収支黒字の更なる引下げに繋がるが、今年のブラジルのGDP伸び率は1.0%予想から1.2%と若干上方修正されている。

MacroSector社は、ブラジルの今年の輸出総額は3,500億ドルに対し、輸入総額は3,000億ドル、貿易収支は500億ドルの黒字を見込んでいる。

今年のブラジルの輸出総額と輸入総額共昨年に比べて減少すると見込んでおり、貿易収支は719億ドルの黒字をブラジル貿易会(AEB)のジョゼ・アウグスト・デ・カストロ会長は楽観的な予想をしている。

農畜産物の国際コモディティ価格の高騰で2022年のブラジルの貿易収支黒字は記録更新(2023年1月16日付けヴァロール紙)

2022年のブラジルの貿易収支は、農畜産物の国際コモディティ価格上昇が牽引して2021年の614億ドルを僅かに上回る618億ドルに達し、過去最高となる記録を更新している。

昨年のブラジルの輸出金額は前年比19.1%増加の一方で、輸入金額は24.3%増加したが、鉱業部門の貿易黒字幅は前年比減少、また製造業部門の赤字は増加している。

ゼツリオ・バルガス財団ブラジル経済研究所(FGV/Ibre) の貿易指数(Icomex)調査によると、今年のブラジルの輸出金額及び輸入金額、貿易収支黒字はそれぞれ前年割れが予想されている。

2022 年の GDP伸び率は農畜産部門の国際コモディティ価格低下はGDP伸び率の足枷となっているが、農畜産部門の貿易収支は前年の465億ドルから658億ドルに増加している。また昨年の鉱業部門の貿易収支黒字は前年の630億ドルから455億ドルと約180億ドル減少を記録している。

昨年の製造業部門の輸出シェアは全体の55.7%を占めた一方で、鉱業部門は22.8%、農畜産部門は21.3%を占めている。また昨年の製造業部門の輸出金額シェアは全体の25.2%、鉱業部門4.7%、製造業部門は25.2%を占めている。

昨年の農畜産部門の国際コモディティ価格は34.0%増加、輸出量は僅か2.6%増加、前記同様に製造業部門は15.7%増加、8.0%増加、鉱業部門はマイナス0.4%、マイナス3.5%であった。

昨年のブラジルの輸出を牽引したのは大豆、続いて原油、鉄鉱石であったが、鉄鉱石輸出は輸出量並びに輸出金額ともにマイナス35.3%を記録していた。昨年はロシアによるウクライナ侵攻、気候変動問題に関連する農産物供給問題による農産物の価格が上昇、鉱業部門では、世界的な鉄鉱石需要の不振を受けて価格と輸出量が後退。 製造業部門の貿易赤字は、2009 年以降継続している。

2023年の世界経済は前年を下回る予想で、ブラジルのGDP伸び率は1.0%以下が予想されており、輸出及び輸入ともに前年割れが予想されている。

今年のブラジルの農産物輸出は、中国向けに左右されるが、中国のCOVID-19ゼロ政策の終焉で、今年の中国のGDP伸び率は5.0%前後が予想されている。

 

2023年のブラジルの貿易収支黒字は昨年並みか(2023年1月11日付けヴァロール紙)

12社のコンサルタント会社並びに金融機関対象の調査によると、2023年のブラジルの貿易収支黒字は、過去最高の623億ドルの黒字を計上した2022年並みの黒字計上が予想されている。

一方の今年の貿易収支黒字は600億ドル前後を予想しているが、ブラジル貿易会(AEB)の José Augusto de Castro会長は、今年の輸出総額は3251億6000万ドルに対して輸入総額は2532億3000万ドル、貿易収支黒字は700億ドル以上の記録更新を見込んでいる。

今年の輸出総額は前年比マイナス2.9%に留まる一方で、輸入総額はマイナス7.1%と輸出総額のマイナス幅を上回るために貿易収支黒字の拡大を ブラジル貿易会(AEB)の José Augusto de Castro会長は指摘している。

今年の国際コモディティ価格は世界的な景気減速による需要低下で減速すると予想、特にブラジルの輸出を牽引する大豆の国際コモディティ価格は前年比マイナス7.0%、鉄鉱石価格はマイナス13.0%をAZ Quest社エコノミストの Mirella Hirakawa女史は予想している。

2020年2月末からのCOVID-19パンデミック、昨年2月からのロシアによるウクライナ侵攻、世界的なインフレ及び金利の上昇などの影響を受けおり、昨年のブラジルのGDP伸び率は3.0%増加予想の大して、今年のGDP伸び率はマイナス0.2%に留まるとAZ Quest社エコノミストの Mirella Hirakawa女史は予想している。

今年の1バレル当たりの石油の平均価格は90ドルと昨年の98ドルを下回るためにブラジルはガソリン並びにディーゼル燃料の輸入金額の減少に繋がり、貿易収支黒字を押上げる一因になるとBanco Inter社エコノミストのRafaela Vitória氏は指摘している。

今年の貿易収支黒字予想及び2010年以降の貿易収支推移

 

今年初め9か月間の製造業部門の貿易収支は470億ドルの赤字計上(2022年12月16日付けヴァロール紙)

工業開発分析研究所(Iedi)の調査によると、2022年初め9か月間のブラジルの製造業部門の貿易収支は、既に470億7,000万ドルに達しており、今年の製造業部門の貿易収支は、2015年~2016年にかけての経済リセッション以降では最悪の赤字収支が見込まれている。

今年初め9か月間の製造業部門は輸出の再開にも関わらず、ロシアによるウクライナ侵攻の影響で、肥料や燃料の国際コモディティ価格上昇による輸入金額の上昇が赤字収支拡大に繋がっている。

今年初め9か月間の製造業部門の交易赤字470億⒎000万ドルは、2014年の500億ドル強の赤字以降では最高の赤字を計上、昨年同期の貿易収支赤字は373億ドルであった。

今年初め9か月間の製造業部門のセクター別貿易収支では、ハイテクセクターは320億4,000万ドル、ミディアムハイテクセクターは630億2,000万ドルと統計を取り始めた1997年以降ではそれぞれ最高の赤字金額を計上している。今年初め9か月間の製造業部門の輸出は1,359億3,000万ドルに対して輸入は1,830億ドルに達している。

2023年の製造業部門は、ブラジル国内の需要の冷え込みが予想されるにもかかわらず、肥料と燃料の輸入が依然として上昇傾向で、輸出は減速、輸入は引き続き回復しているため、貿易収支の大幅な赤字が継続すると予想されている。

11月の貿易収支は66億7,500万ドルを計上(2022年12月2日付けヴァロール紙)

2022年11月のブラジルの貿易収支は66億7,500万ドルを計上、昨年11月は11億ドルの貿易収支赤字を計上していたと経済省通商局(Secex)と発表している。

11月の輸出総額は30.5%増加の281億6,400万ドル、輸入総額はマイナス5.5%の214億8,900万ドル、今年初め11か月間の累計貿易収支は、前年同期比0.7%微増の580億2,400万ドルを記録。輸出総額は19.9%増加の3,088億1,900万ドル、輸入総額は25.5%増加の2,507億9,500万ドルであった。

今年初め11か月間の累計貿易額は、前年同期比22.4%増加の5,596億1,400万ドル、経済省通商局(Secex)では、今年の貿易収支は554億ドルの黒字を見込んでいるが、輸出総額は3,303億ドルに対して、輸入総額は2,749億ドル、貿易総額は6,052億ドルを見込んでいる。

今年11月の中国、香港並びにマカオ向け輸出額は前年同月比35.55%増加、アジア向け輸出総額は37.31%増加を記録、北米は18.77%増加、ヨーロッパ44.7%増加、南米は18.77%増加している。

11月の農畜産部門の輸出は60.76%増加、鉱業部門は34.44%増加、製造業部門の輸出は21.46%増加、一方輸入では農畜産部門はマイナス27.02%、鉱業部門もマイナス9.9%、製造業部門の輸入もマイナス2.9%を記録していた。

今年のE-commerceによる輸入は約100億ドルで貿易収支悪化の一因(2022年11月23日付けヴァロール紙)

ブラジル中央銀行の統計によると、今年初め9か月間の海外での e-commerceによる小口の輸入総額は84億9,000万ドルと前年同期の39億2,000万ドルの2倍以上の伸び率を記録して、今年の貿易収支の黒字幅を下げる一因となっている。

今年9月末の過去12か月間の海外からの累計オンライン輸入額は102億4,000万ドルの一方で、今年初め9か月間のブラジルから海外へのオンライン輸出額は28億9000万ドルと前年同期の15億3,000万ドルの2倍弱に増加している。

ブラジル中央銀行では、郵便または宅配便でブラジルに到着または国外に出入りする国際注文を含む小額の輸入または輸出は支払容易な商品販売と見なしているが、 郵便による個人向け一般的な輸入は、1回の輸入金額は3,000ドルに制限されている。

中央銀行のデータによると、Secexでは今年の貿易黒字を 570 億ドルと見込んでいるが、今年9 月の 12 か月間の暗号資産取引は68.6 億ドル並びに e-commerceによる少額の国際商取引 は66.4 億ドルとそれぞれ大幅な赤字を計上している。

コンサルタント会社テンデンシアス社のシルビオ・カンポス・ネト氏は、暗号通貨とe-commerceによる少額の輸入増加は、税制優遇措置の変更後の新しい現象は経済的要因に沿ったものであるとコンサルタント会社テンデンシアス社のシルビオ・カンポス・ネト氏は指摘している。

10月のブラジルの貿易収支は39億2,100万ドルの黒字計上(2022年11月1日付けヴァロール紙)

11月1日の経済省通商局(Secex)の発表によると、2022年10月のブラジルの貿易収支は、前年同月比100%増加の39億2,100万ドルの黒字を計上した一方で、今年初め10か月間の累積貿易収支は、前年同期比マイナス11.7%に相当する516億3,900万ドルの黒字に留まっている。

今年10月の輸出総額は、前年同月比27.1%増加の272億9800万ドル、輸入総額は、19.8%増加の233億7,700万ドルを記録している。

今年初め10か月間の累積輸出総額は、前年同期比19.1%増加の2,809憶8,200万ドルに対して、累積輸入総額は、29.3%増加の2293億4,200万ドルを記録している。

今年初め10か月間の累積貿易額は、前年同期比23.5%増加の5,103億2,500万ドルを記録、経済省通商局(Secex)では、今年の輸出総額は3,303億ドル、輸入総額は2,749億ドル、貿易総額は6,052億ドルを見込んでいる。

今年初め9か月間の農畜産部門の貿易収支は530億ドルを記録(2022年10月19日付けヴァロール紙)

ゼツリオ・バルガス財団ブラジル経済研究所(FGV/Ibre) の貿易指数(Icomex)調査によると、2022年初め9か月間の農畜産部門の貿易収支黒字は、昨年同期の390億ドルから530億ドルと140億ドルの増加を記録している。

また今年初め9か月間の鉱業部門の貿易収支黒字は、昨年同期に515億ドルから326億ドルと189億ドルの大幅減少を記録、製造業部門はマイナス323億ドルからマイナス369億ドルと46億ドルの赤字拡大を記録している。

今年初め9か月間のブラジルの貿易収支黒字は、昨年同期の564億ドルから477億ドルと87億ドルの減少を記録している。今年初め9か月間の農畜産部門の貿易収支黒字は、前年同期比36.0%と大幅増加を記録した一方で、鉱業部門の貿易黒字はマイナス37.0%と大幅に減少している。

昨年の鉄鉱石の国際コモディティ価格は記録的な上昇を記録した影響で、鉱業部門の昨年初め9か月間の貿易収支は収支は、515億ドルの黒字を計上していた経緯があった。一方今年初め9か月間は農畜産部門の国際コモディティの平均価格は37.5%増加を記録したが、農産物の輸出量はマイナス2.0%であった。

今年初め9か月間の鉄鉱石の国際コモディティ価格はマイナス1.8%、鉄鉱石の輸出量もマイナス6.7%を記録している。今年初め9か月間の製造業部門の貿易収支で黒字を計上したのは食品部門の386億ドル、金属部門225億ドル、紙・パルプ部門の74億ドルでそれぞれ天然資源関連部門となっている。

今年初め9か月間の米国との貿易赤字更新(2022年10月13日付けヴァロール紙)

アメリカ商工会議所(Amcham)の調査によると、2022年初め9か月間の米国との二国間貿易は、国際コモディティ価格の上昇の影響を受けて、114億ドルの赤字に達して記録を更新しており、ブラジルから米国への輸出総額は279億ドルに対して、米国からの輸入は394億ドルに達している。

今年初め9か月間の二国間の貿易額は前年同期比36.0%増加、ブラジルの対米の過去最高の貿易赤字は2013年に記録した114億ドルであったが、今年初め9カ月間ではすでに114億ドルの赤字に達しており、今年1年間の貿易赤字の記録更新は避けられない。

今年の両国間の貿易は需要と国際コモディティ価格の上昇で、特定のセグメントに偏ることなく広範囲に及んでいるとアメリカ商工会議所(Amcham)のAbrão Árabe Neto副会頭は指摘している。

今年初め9か月間のブラジルから米国への輸出は30.4%増加、特に原油は60%、半完成鉄鋼製品0.4%、鉄くず79%、コーヒー64%、航空機及び部品25%、製材58%、パルプ11%、エンジニアリング機器53%、セメント1.0%それぞれ増加したが、木製パネルはマイナス15%であった。

一方米国からの輸入では、石油燃料106%、モーター54%、天然ガス58%、原油199%、石炭157%、肥料159%、殺虫剤、殺菌剤、除草剤32%、エチレンポリマー5.0%、無機化学品は109%それぞれ増加した一方で、航空機及び部品はマイナス4.0%を記録している。

アメリカ市場へのブラジルの輸出製品の 79% 、アメリカから輸入する製品の 83% は、製造業部門の製品であり、 昨年の二国間貿易総額は 705 億ドルを記録した一方で 今年初め 9 か月二国間貿易総額はで、既に673 億ドルに達している。

9月のブラジルの貿易収支は39億9,300万ドルの黒字計上(2022年10月3日付けヴァロール紙)

経済省通商局(Secex)の発表によると、2022年9月のブラジルの貿易収支は、前年同月比マイナス9.3%の39億9,300万ドルの黒字を計上、今年初め9か月間の累計貿易収支は、前年同期比マイナス15.6%の478億6,800万ドルの黒字に留まっている。

今年9月の輸出総額は、前年同月比18.8%増加の289億5,000万ドル、輸入総額は、24.9%増加の249億56,00万ドルを記録している。

今年初め9か月間の累積輸出総額は、前年同期比18.4%増加の2,538億4,000万ドル、輸入総額は、30.6%増加の2,059億7,100万ドル、貿易総額は、23.6%増加の4,598億1,200万ドルを記録している。

経済省通商局(Secex)では、今年のブラジルの貿易収支は、前回予想の815億ドルの黒字を大幅に下回る554億ドルの黒字に下方修正、輸出総額は、前回予想の3,494億ドルから3,303億ドルに下方修正した一方で、輸入総額は、前回予想の2,680億ドルから2,749億ドルに上方修正、貿易総額は前回予想の6,174億ドルから6,052億ドルに下方修正している。