2024年1月締めの四半期の月間平均失業率は7.6% (2024年2月29日付けヴァロール紙及びIBGEサイトより抜粋)

ブラジル地理統計院(IBGE)の継続的全国家庭サンプル調査(Pnad Continua)の調査結果を発表によると、2023年11月~2024年1月の四半期の月間平均失業率は7.6%を記録して、2023年8月~10月の前四半期の月間平均失業率7.6%と同率で推移している。

2023年10月~12月の四半期の月間平均失業率は、発表当時の7.6%から7.4%に下方修正されたが、失業率7.6%は2015年1月締めの四半期の月間平均失業率6.9%以降では最低の失業率となっていた。

Valor社が25社のコンサルタント及び金融機関対象の2024年1月締めの四半期の14歳以上の労働人口の月間平均失業調査では、最低予想は7.4%、最高予想は8.1%、平均予想の7.8%を0.2%下回った。

2024年1月締めの四半期の14歳以上の労働人口の月間平均失業者数は829万2,000人と線四半期比0.4%に相当する3万2,000人増加している。また前年同期比ではマイナス7.8%に相当する70万3,000人減少している。

2024年1月締めの四半期の労働人口は前四半期比0.4%に相当する38万7,000人増加の1億59万3,000人、前年同期比では2.0%に相当する195万7,000人増加を記録している。

2022年2月~4月の四半期以降の各四半期の平均失業率の推移

2月のインフレ指数の総合市場物価指数(IGP-M)は、前月比マイナス0,52%とデフレを記録(2024年2月28日付けヴァロール紙)

ジェツリオ・ヴァルガス財団ブラジル経済研究所(Ibre/FGV)のインフレ調査によると、2024年2月の住宅賃貸料調整基準となるインフレ指数の総合市場物価指数(IGP-M)は、前月比マイナス0,52%とデフレを記録、今年1月の0,07%のインフレから反転している。

Valor Data社の21社の金融機関やコンサルタント会社対象の調査では、最低予想はマイナス0,69%、最高予想は0,1%.平均予想のマイナス0,49%を若干下回った。

今年初め2カ月間の累積総合市場物価指数(IGP-M)は0,45%、過去12カ月間の累積総合市場物価指数(IGP-M)は3,76%、2023年2月の総合市場物価指数(IGP-M)はマイナス0,06%、過去12カ月間の累積総合市場物価指数(IGP-M)は1,86%であった。

エルニーニョ現象はブラジル国内の一部の農作物生産に被害を与えているが、国内の農業生産に広範な減少は見られない。このシナリオを相殺して、世界の穀物供給の拡大はブラジルの食料価格に対するインフレ圧力を緩和し、インフレを適度に緩和することが期待されている。

大豆とトウモロコシの国際コモディティ価格の急激な下落しており、大豆価格は最大14.18%下落、トウモロコシも7.11%まで下落しており、世界の需要と供給のダイナミクスを浮き彫りにしているとジェツリオ・ヴァルガス財団ブラジル経済研究所(Ibre/FGV)物価指数担当のAndré Brazコーディネーターは説明している。

2月の総合市場物価指数(IGP-M)の60%のウエートを占める広範生産者物価指数(IPA)はマイナス0.90%を記録、マイナス0.09%を記録した1月よりもさらに激しい下落となっている。

2 月の総合市場物価指数(IGP-M)の60%のウエートを占める消費者物価指数 (IPC-M) は0,53%と前月のマイナス0,59% から反転している。

2 月の総合市場物価指数(IGP-M)の10%のウエートを占めるブラジル建設コスト指数 (INCC-M)は0,20%と前月の0,23%から若干減少している

2023 年のブラジルの一人当たり平均世帯収入は1.893レアル(2024年2月28日付けヴァロール紙およびIBGEサイトより抜粋)

ブラジル地理統計院(IBGE)の27州対象の全国家庭サンプル調査(Pnad)によると、2023 年のブラジルの一人当たり平均世帯収入は1.893レアルを記録している。

2023 年のブラジルの一人当たり平均世帯収入には、あらゆる源泉からの収入が考慮されており、家族が雇用先から受け取る給与だけでなく、家賃や臨時収入、退職金や年金、社会制度、さらには慰謝料や寄付金、手当てなどの支払いも含まれている。

ブラジル地理統計院(IBGE)の全国家庭サンプル調査(Pnad)は雇用先からの収入と各世帯の居住者が受け取るその他の収入源を加算。次に、総収入を家族で割るが、IBGEは前年との比較を目的としてインフレ調整後の値を公表しておらず、名目一人当たり平均世帯収入となっている。

この指標は、いわゆる一人当たり国内総生産(GDP)とは異なる。 1人当たりの世帯所得は、世帯の所得のみを考慮しますが、1人当たりのGDPは、GDPを国内の住民の数で割った値に基づいて計算され、したがって、このGDP総額には、農業、工業、サービス、政府、投資など、経済のさまざまなセクターからの富の創出が含まれる。

一方、マラニョン州では再び最低所得が記録され、その額はわずか 945 レアルであり、ブラジル連邦直轄地ブラジリア市の一人当たり世帯収入はマラニョン州の 3 倍以上に相当している。

2023 年のブラジル各州別の一人当たり平均世帯収入

今年2月の鉱工業部門の企業経営者景況感指数(ICI)は前月並みの97,4 ポイントに留まる(2024年2月27日付けヴァロール紙)

ジェツリオ・ヴァルガス財団ブラジル経済研究所(Ibre/FGV)の調査によると、2024年2月の鉱工業部門の企業経営者の景況感を計る企業経営者景況感指数(ICI)は、前月並みの97,4 ポイントと景気判断の分岐点である100ポイントに接近、2022年8月以降で最高の97,4 ポイントを記録している。

昨年12月~今年2月の四半期の平均月間企業経営者景況感指数(ICI)は、1,4ポイント上昇の 96,8ポイントを記録している。

4か月連続の企業経営者景況感指数(ICI)の上昇を経て、今年2月の製造業部門の信頼感指数は安定を保った。この結果は、需要の改善と在庫の正常化の期間を経て、調整が進むことを示唆している。

今後数カ月間、製造業部門の雇用に関してはより明るい見通しが見られるものの、生産や将来のビジネス環境に関しては全体的には慎重な見通しとなっている。

連邦政府による新しい工業政策はまだ製造業界の期待に強い影響を与えておらず、業界はその発展と関連する行動を待っているようだが、雇用に関して楽観的な見方が広がっているのは明るい兆しとなっているとジェツリオ・ヴァルガス財団ブラジル経済研究所(Ibre/FGV)エコノミストのStéfano Pacini氏はコメントしている。

今年2月の同調査の対象となった19セグメントのうち9セグメントで信頼感指数が上昇した。この結果は、現在の状況に対する評価の改善と、今後数カ月に関する予想の悪化を同じ規模で反映している。

現況指数(ISA)は0.2ポイント上昇の98.0ポイントとなり、2022年9月に記録した100.3ポイント以来の高水準となった。一方で期待指数(IE)は0.2ポイント低下し96.8ポイントとなった。

現況指数(ISA)の調査項目のうち、当月に好影響を与えたのは企業の現状を測る項目で1.2ポイント上昇の99.0ポイントとなり、2022年8月に記録した101.1ポイント以来の高水準となった。

逆に、在庫水準は前月よりも0.4ポイント悪化し、99.8ポイントとなった。しかしマイナスの結果にもかかわらず、指標は中立レベルに近いままで推移している。この指標が 100 ポイントを超える場合、業界が過剰な 在庫を抱えて運営されていることを示します。程度は低いが、雇用レベルの勢いを測る指標は 3.7 ポイント上昇し 99.1 ポイントとなった。

今年2 月の製造業部門の設備稼働率 (Nuci) は、 マイナス0.2 ポイント低下の80.8% まで低下しており、分岐点の100ポイントを約20ポインも下回っており、製造業部門は依然としてフル稼働には程遠い水準で推移している。

27日発表の最終フォーカスレポートによると今年のインフレ指数は3,80% に下方修正(2024年2月27日付けヴァロール紙)

通常よりも1日遅れの27日発表のブラジル中央銀行の最終フォーカスレポートによると、今年のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)を前回予想の3.82%から3.80%に下方修正されている。

2025年のIPCA指数は3,52%から3,51%に下方修正している。また2026年のIPCA指数は, 前回同様3,50%に据置いている。

2024年末の政策誘導金利 Selicは前回同様に9,00% に据置。2025年末のSelic金利も8,50%、2026年末のSelic金利も8,50%に据え置いている。

また2024年, 2025年並びに2026年のIPCA指数の中央目標値は3,00%、許容範囲は±1,50%に設定されている。

2024年のGDP伸び率は、前回予想の1,68%から1,75%,に大幅に上方修正した一方で、2025年及び2026年のGDP伸び率は2,00%.に据置いている。

2024年末のレアル通貨に対するドルの為替は、前回同様R$ 4,93に据置、2025年はR$ 5,00に据置。2026年末のドルの為替は前回予想のR$ 5,04に据え置かれている。

最終フォーカスレポートによると2024年のGDP伸び率は1.68%に上方修正(2024年2月22日付けヴァロール紙)

通常よりも3日遅れの22日発表のブラジル中央銀行の最終フォーカスレポートによると、今年のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)を前回予想の3.82%からわずかではあるが、3.81%に下方修正されている。

2025年のIPCA指数は3,51%から3,52%に上方修正している。また2026年のIPCA指数は, 前回同様3,50%に据置いている。

2024年末の政策誘導金利 Selicは前回同様に9,00% に据置。2025年末のSelic金利も8,50%、2026年末のSelic金利も8,50%に据え置いている。

また2024年, 2025年並びに2026年のIPCA指数の中央目標値は3,00%、許容範囲は±1,50%に設定されている。

2024年のGDP伸び率は前回予想の1,60%から1.68%に上方修正、2025年及び2026年のGDP伸び率は2,00%.に据置いている。

2024年末のレアル通貨に対するドルの為替はR$ 4,92からR$ 4,93、2025年はR$ 5,00に据置。2026年末のドルの為替は前回予想のR$ 5,04に据え置かれている。

的中率が最も高いトップ5は、今年のIPCA指数を前回予想の3.80%から3.71%に下方修正した一方で、2025年のIPCA指数は3.56%から3.60%に上方修正した一方で、2026年のIPCA指数は3.54%から3.50%に修正している。

トップ5の今年末のレアル通貨に対するドルの為替はR$ 4,88、2025年末はR$ 4,95、2026年末はR$ 4,99を予想している。

2023年、2024年、2025年のIPCA指数の推移予想

2024年、2025年、2026年のSelic金利の推移予想

 

2024年、2025年、2026年のレアル通貨に対するドルの為替の推移予想

2023年、2024年、2025年及び2026年のGDP伸び率の推移予想

2024年1月のブラジルの歳入総額は前年同月比6.6%増加の2,806億レアルで記録更新(2024年2月22日付けヴァロール紙)

ブラジル国庫庁の発表によると、2024年1月のインフレ指数を差引いたブラジルの実質歳入総額は、前年同月比6.6%増加の2,806億レアルに達し、1995年初めから統計を取り始めての月間記録を更新している。

国庫庁の今年1月の独占的資金への課税総額は41億レアルに達した。インフレを考慮しない今年1月の名目歳入総額は、前年同月比11.48%と二桁台の伸び率を記録している。

国庫庁の今年1月の実質一般歳入総額は前年同月比7.0%増加、名目一般歳入総額は、前年同月比11.8%増加に相当する2,628億レアルに達している。

国庫庁の今年1月の石油のロイヤリティなどの実質臨時歳入総額は、前年同月比僅か1.0%増加に対して、名目臨時歳入総額は前年同月比5.0%増加を記録している。

国庫庁の今年1月の減税免税による歳入減少は、110億レアルを昨年同月の123億レアルよりもわずかに減少を記録している。

今年1月の工業製品税(IPI)による免税総額は1億7,000万レアル、燃料関連社会保障賦課金(Cofins)並びに社会統合基金(PIS)は20億レアル、慈善団体向け免税総額は1億1,500万レアルであった。

今年1月の住宅賃貸料は1,26%増加(2024年2月20日付けヴァロール紙)

ブラジル国内の16州都を含む 25都市の広告に掲載された販売価格を基準にまとめられる1平方メートル当たりの不動産価格動向を取り扱う「FipeZap」によると、2024年1月の個人住宅向けの1平方メートル当たりの住宅賃貸料は前月比1,26%増加を記録している。

.今年1月のサンパウロ市の住宅賃貸料は前月比0,89% 増加したが、最も住宅賃貸料が上昇したのはBrasília市の3,26%増加、続いてサンタ・カタリーナ州ジョインビーレ市の2,34%増加、バイア州サルバドール市は2,32%増加を記録している。

今年1月の最も住宅賃貸料が上昇したBrasília市の3,26%増加に対して、過去12カ月間の累積住宅賃貸料は16,22%増加と広範囲消費者物価指数(IPCA)の4,51%並びに住宅賃貸料調整基準となるインフレ指数の総合市場物価指数(IGP-M)の3,32%を大幅に上回っている。

過去12カ月間の住宅賃貸料の上昇幅が最も大きかったのは 1 ベッドルームの物件で 19.24% 上昇し、最も低かったのは 4 ベッドルーム以上の物件で 10.8% 上昇している。

過去12カ月間のサンパウロの住宅賃貸料は13.47%増加を記録している。累計増加率が最も高かった都市はゴイアニア市で 34.05% 増加し、カンピナス (28.3%)、フロリアノポリス (26.54%) が続いた。

1平方メートル当たりの平均住宅賃貸料は43,11レアル、州都の平均住宅賃貸料が最も高いのはサンパウロ市、サンパウロ州内のバルエリ市は59,65レアル、サントスは 46,14レアル、サンタ・カタリーナ州サンジョゼは38,41レアルであった。

2023年12月の経済活動指数(IBC-Br)は0,82% 増加、昨年の経済活動指数(IBC-Br)は2,45% 増加(2024年2月19日付けヴァロール紙)

19日のブラジル中銀発表の2023年12月のGDP伸び率の先行指標となる経済活動指数(IBC-Br)は前月比0,82% 増加を記録して11月の0,1%増加を大幅に上回っている。

また昨年10月~12月の月間平均経済活動指数(IBC-Br)は0,32%増加、 昨年1年間の累計経済活動指数(IBC-Br)は2,45% 増加を記録している。

Valor Data社の調査によると、昨年12月の経済活動指数(IBC-Br)の平均予想は前月比0,8%増加、最低予想はマイナス0,2%、最高予想は2,3%増加であった。昨年12月の経済活動指数(IBC-Br)は前年同月比では1,36%増加を記録している。

IBC-Br の計算方法は、ブラジル地理統計院(IBGE) が計算する国内総生産の計算方法とは異なり、毎月の頻度の BC 指標は、経済活動の進化をより頻繁にモニタリングすることを可能にし、四半期ごとの頻度の国内総生産 (GDP) は、より包括的な状況を説明している。

2023年のGDP伸び率は3,0%増加予想(2024年2月19日付けヴァロール紙)

ゼツリオ・バルガス財団ブラジル経済研究所(FGV/Ibre)のGDP伸び率モニター調査によると、2023年12月のGDP伸び率は前月比0,6%増加を記録している。2023年1年間の累計GDP伸び率は3,0%増加を記録している。

2023年の3,0% のGDP伸び率を牽引したのは農畜産部門で約30%を占めており、中西部地域並びに南部地域の大豆生産が牽引している。

昨年のサービス部門のGDP伸び率はすべての分野で堅調に推移した一方で、消費は3,2%増加、輸出部門は9,5%と大幅な増加を記録した一方で、住宅投資、設備投資や公共投資などの国内総固定資本形成(FBCF)部門のGDP伸び率はマイナス3,4%と大幅に後退している。

昨年 第 4 四半期の経済成長率は第 3 四半期に比べてわずか 0.1% 微増に留まり明らかに減速傾向が見られるが、国際コモディティ商品の輸出に大きく依存しているという弱点にもかかわらず、ブラジルの国内経済の回復力を示しているとJuliana Treceコーディネーターは説明している。

昨年の月次分析では、昨年12月のGDP伸び率は前月比0.6%増加した。年次比較では、12 月の GDP 伸び率は 2.1% 増加している。

2023 年の家計消費は 3.2% 増加。年間を通じて勢いが弱まったにもかかわらず、サービス消費がこの成長の主な原因であった。非耐久製品の消費もこの好結果に大きく貢献し、3.6% 増加を記録し、年間を通じて安定した水準を維持した。最後に、耐久財の消費は年半ば以降増加し、2023 年は 3.8%増加で終了した。

国内総固定資本形成(FBCF)部門のGDP伸び率はマイナス3,4%と大幅に後退した要因として、機械・装置部門の業績は年間を通して下落を続けており、年間ではマイナス8.5%と大幅に減少したために懸念されている。建設業部門もマイナスも 0.5% を記録している。

昨年の財とサービス部門輸出は  9.5% 増加したが、中間財を除くほぼすべてのセグメントがこの業績にプラスに寄与した。 また昨年の農畜産物部門 輸出は前年比25.3% 増加した。これに加えて、鉱物部門輸出も16.7%増加を記録している。

昨年の財とサービス部門輸入は1.1%減少した。輸入減少の要因として、中間財部門輸入はマイナス3,9%、鉱業部門輸入もマイナス11,1%十二桁台のマイナスを記録している。

2023 年の GDP は現在価値で 10 兆 7,000 億レアルに達すると推定されており、実質的には、2021年から上昇軌道が続いており、2023年は実質GDPが過去最高値を記録した年となると予想されている。

2023 年の一人当たり GDP金額 は 52,611 レアル。 2021 年以降増加ペースが続いているものの、依然として 2013 年と 2014 年に観察されたレベルよりも低い水準に留まっている。

2023 年の国内総固定資本形成(FBCF)部門のGDPは約 1.8 兆レアルに留まり、2013 年の 2023 年の価格で 2.1 兆レアル)から 10 年が経過した今でも、すでに達成されているレベルをはるかに下回る水準に留まっている。一方、家族消費は拡大を続け、2023年には史上最高水準の約6兆9,000億レアルに達している。