カタギリ連邦下院議員を特別ゲストに2月の懇親昼食会開催

2月の懇親昼食会は、2019年2月22日正午から2時までインターコンチネンタルホテるに160人が参加して開催、進行役は平田藤義事務局長が務め、初めに特別ゲストとしてキン・カタギリ連邦下院議員が紹介された。

会頭報告で土屋信司会頭は、本日の常任理事会の報告として今年3月の定期総会に向けた19年度予算について審議。およそ収支均衡の予算が見込まれている。BRICSの時代から会員数が少し減少、戦う会議所として有益なセミナーや勉強会開催で日本進出企業増加するために予算を組んだ。定期総会理事会では財務委員長からの詳細説明の後会員から承認を得る。2018年度第4四半期の会議所の業務遂行及び財務会計処理について、監事会から昼食会で説明される。また1月に2019年/20年度委員長発表に続いて、各部会長は活動方針を発表したが、会議所活動の原点は部会活動と再認識。日伯経済交流促進委員会を兼務しており、現在の進捗状況や今後の方向性について説明報告。その概要については経団連の大前孝雄企画部会長と日メルコスールEPA準備タスクフォースの共同幹事委員会による会合は2月14日付け会議所関連ニュースにアップ。今後の商工会議所の日メルコスールEPAサポートや準備について説明した。

野口泰総領事は総領事館報告として、1月23日,スイスのダボスでの安倍総理とボルソナロ大統領による日伯首脳会談で、大阪で開催されるG-20に大統領招待に対して快諾、1月24日,総領事公邸での総務省の「中南米日系社会と国内自治体との連携促進事業」では、日本に派遣される山口県関係者との意見交換、1月24日~29日,裏千家と深いかかわりがある十一代 大樋長左衛門先生のサンパウロ訪問、2月1日,野口総領事による日・中南米「連結性強化」構想のフォーリャ・デ・サンパウロ投稿記事、2月1日,在サンパウロ日本国総領事館で「地域博愛福祉団体・平和の女王」との贈与契約署名式(草の根・ 人間の安全保障無償資金協力)、2月4日・5日,宮城県人会会館で農業ビジネスセミナー及び日系農業者等連携強化会(農林水産省) 、2月10日,カフェランジア市で平野運平氏100周忌法要、2月13日・14日,ジャパン・ハウス サンパウロ及びFHC財団共催による中山俊宏・慶応義塾大学教授による講演会、2月16日~25日、日本在住の日系人のルーツを知るJuntos!!中南米対日理解促進交流プログラムによるブラジル派遣を説明。またジャパン・ハウス サンパウロの来場者数は1月末で133万人、ジャパン・ハウスの企業ロゴ説明では関心企業のスポンサー募集、コパ・アメリカ2019におけるサッカー日本代表の試合日程として、6月中旬のモルンビードームでのチリ戦を紹介。平田事務局長は、3月からの商工会議所ホームページの大使館情報、総領事館情報、日メルコスールEPA情報掲載について説明した。

ジェトロサンパウロ事務所の大久保敦所長は、商工会議所との共催による4月23日から26日にかけてアルゼンチン並びにウルグアイへの企業ミッション派遣を前に、3月19日にセミナーを開催、在ウルグアイ日本国大使館 特命全権大使 眞銅竜日郎氏は、「ウルグアイの魅力と投資環境 ~小さくてもキラリと光るウルグアイ~」(仮題)、ジェトロブエノスアイレス事務所 所長 紀井寿雄氏は、「アルゼンチンの最新政治経済情勢 ~大統領選をどう見るか~」で講演を案内した。環境委員会 の植田 真五委員長は、3月16日(土) 10時からムニシパウ・ファゼンダ・ド・カルモ自然公園で、環境委員会 2019年度補植事業として、補植(植樹)を通じて、環境問題への意識高揚と会員相互の親睦を図る目的での開催を案内した。
                               
連絡事項として、天野ウーゴ監事は、2月4日に開催された2018年第4四半期監査報告として、「2018年の第4四半期の会議所の業務遂行と会計処理は適正であったこと」で承認したことを報告。讃井 慎一総務委員長は、2月28日開催の2019年上期業種別部会長シンポジュームについて、10部会の部会長が「2018年の回顧と019年の展望」、副題:『成長への期待、変化への対応』で開催、ボルソナロ新政権での明るい話題を期待したいと説明した。

着任挨拶ではTOYOTA DO BRASIL LTDA.の永谷 佳久氏は、月曜日に米国から着任、テキサス工場でオペレーションを担当、ブラジル並びにアルゼンチンでETIOS車を担当、渉外広報委員長として会議所活動に貢献したいと述べた。

代表者交代では、 NITTO DENKO AMERICA LATINA LTDA.の谷口 桂二郎氏は57歳5か月で2017年1月に着任で2年間のブラジル勤務では製品化したかった事業を奥田さんに引き継いでもらうと説明。後任の奥田 功一氏は今年1月に着任したが昨年12月までタイで勤務。谷口さんができなかった仕事を引き継ぎたいと述べた。

JICAの斉藤顕生ブラジル所長は2017年3月に着任、会議所ではインフラWGやメディカル分科会でお世話になった、JICAでは民間連携を進めており、知日派のリーダー育成を進めていると説明、後任の佐藤洋史ブラジル事務所兼サンパウロ出張所次長は、ブラジル勤務3年過ぎたが、帰国する代わりに斉藤の後任として所長を務めるが、できる限りの努力を惜しまないと述べた。新入会員の紹介では、GM VENTURE EMPREENDIMENTOS E PARTICIPAÇÕES LTDA.のGraziano Messana氏がPPTで自社事業内容を紹介した。

3分間スピーチJTB LATINO AMERICA の原田 雅裕氏は、ブラジルでは法人企業対象に勤務、日系担当のQuickly Travel社が移転したことを報告、Quickly Travel社の文岡正樹取締役は、20年間フレイ・カネッカ街で営業していたが、パウリスタ大通りに移転、65人のスタッフが新しい環境で再スタートすると説明。また日系企業担当の高野さんとジャパン・デスクの井上さんを紹介した。

KIM KATAGUIRI連邦下院議員は、「2019年-ブラジル国会におけるチャレンジ」と題して、初めに日本語ができない、までできない、何時か日本語を話したいと語り始め、ジャイール・ボルソナロ新政権は、ブラジルのターニングポイントの今、政権を担当してブラジルを立て直す手始めに、年金改革で無駄な支出削減に着手、今年の社会保障院(INSS)の赤字は3,000億レアルに達するために、早急な年金改革が待ったなし。ブラジルの憲法改正は非常に複雑で、憲法司法委員会を設置、すべての党から委員を指名しなければならない。軍人関係者や判事、教職員などから年金改革に対して大きな反対が見込まれているために、与野党間でシビアな政治的攻防が見込まれている。

年金改革法案を国会通過させるためには、下院議員512人の2/3に相当する下院議員308人、上院議員49人の賛成票が必要となっている上に大統領は拒否権発動はできない。パウロ・ゲーデス財務相の年金改革案では今後10年間で1兆3,000億レアルの支出削減効果に結び付くが、この案の承認の見込みは低く、せいぜい8,000億レアルの支出削減効果案で妥協できれば良いが、最悪のケースは改革が承認されないケースであるが、私は、改革法案は可決されると自信を持っている。減税や税制簡素化を目的とした早期の税制改革はないと思う。脱官僚化や国民すべてに痛みを伴う年金改革や構造改革を旗手にしている大統領は初めてである。3月の訪日では麻生副総理との会談では、日本進出企業へのサポート並びに日系ブラジル人に対する教育、クリスティーナ農務相から日本への牛肉輸出サポートを要請されている。ANVISAやINMETROのブロクラシーや官僚主義削減は難しいが、海外からの投資を活性化するためには削減しなければならない。最後に今後4年間で日本語で挨拶できることを約束すると強調した。

質疑応答では、ドイツ系はポルト・セグーロ校、オズワルド・クルース病院、イタリア系はダンテ・アリギエーリ校、ユダヤ系はアルバート・アインシュタイン病院を擁しているが、日系では有名な高校がない。日本の優れた教育機関の導入、ボルソナロ大統領は義務教育への投資優先、日本から教育及び治安関係への期待。また政治改革、日本の協力によるチエテ川流域環境改善事業、日本人・日系人の特徴。何時か生まれる子供に日本人の心を伝えたいと述べた。最後に土屋信司会頭から記念プレートが贈呈された。

Deputado federal Kim Kataguiri (Fotos: Rubens Ito / CCIJB)

Presidente da Câmara, Shinji Tsuchiya

Deputado federal Kim Kataguiri e o cônsul-geral do Japão, Yasushi Noguchi

Ernesto Sunago (sócio de Flex Parque Empresarial), Kim Kataguiri (deputado federal), Shinji Tsuchiya (presidente da Câmara), Atsushi Okubo (vice-presidente da Câmara) e Wagner Suzuki (diretor-executivo da Câmara)

Fujiyoshi Hirata (secretário-geral da Câmara), Felipe Barbosa (advogado de Saeki Advogados), Kim Kataguiri (deputado federal), Wagner Suzuki (diretor-executivo da Câmara) e Jorge Hachiya Saeki (advogado-consultor da Câmara)

Kim Kataguiri, deputado federal e Fujiyoshi Hirata, secretário-geral da Câmara

Agnaldo de Oliveira (vice-presidente de Operações de Afimac Global), Mamoru Otaki (diretor da Construtora Hoss), Kim Kataguiri (deputado federal), Shoei Arima (presidente da Arima Seguros) e Ernesto Sunago (sócio da Flex Parque Empresarial)

Kim Kataguiri recebe do presidente Shinji Tsuchiya placa de agradecimento da Câmara

Membros da Diretoria da Câmara e autoridades com o deputado federal Kim Kataguiri

Rubens Ito / CCIJB – 22/02/2019

https://camaradojapao.org.br/jp/?p=45653