サンパウロ工業連盟(FIESP)がフランスーブラジル経済セミナーを開催

FIESP(Skaf会長)は13日、9時フランスのフランソワ・オランド大統領とジルマ大統領を招いてフランスーブラジル経済セミナーを開催した。

Skaf会長の開会の挨拶に続きフランソワ・オランド大統領、ジルマ大統領が其々挨拶した。Skaf会長はフランスとは石油・ガス、サービス、観光、小売業界、製造業、農業等、他の多くの分野でパートナーシップ関係にあり、今後も引き続き両国の関係強化に全力を挙げる決意を示した。

フランソワ・オランド大統領はブラジルにおけるフランスからの投資が高いレベルの20億ユーロに増えている事に言及、反対にフランスにおけるブラジルからのさらなる投資拡大を望んだ。

同大統領は、両国は競争力強化やイノベーションの分野で教育へのさらなる投資、特に専門教育の分野におけるパートナーシップ構築の重要性を指摘、最も効果的な経済政策の必要性を強調した。

先進国が人的資本、特に若者教育に大々的な投資を行っている事に触れ、フランスにおいて「国境なき科学」によるブラジル人学生が増加している現状に満足を表明した。

EU-メルコスールについてヨーロッパは新興国を恐れる必要は無い。お互いが発展して行くための新しいチャンネルを作る必要があると言明、EUとメルコスールの接近はお互いの共通な目標達成にとって素晴らしいオプションだと結論付けた。

ジルマ大統領は将来のEU-メルコスールの経済連携協定がポテンシャルのある未開拓分野で貢献出来、又ブラジルのパートナーであるメルコスール加盟国はいつでも通商交渉に応じる用意があり、1月に交渉リストの交換が実現する事に期待を表明した。

このセミナーに平田藤義事務局長が出席した。会場には旧知の元フランス会議所役員等が参加、450名収容可能な会場には入りきれず、隣室にビデオや音響をセットする程、大盛況な合同委員会であった。

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