サンパウロ市のジルベルト・カサビ市長の講演に123人が参加して4月の懇親昼食開催

ブラジル日本商工会議所の4月の懇親昼食会に123人が参加、ジルベルト・カサビ市長の講演者 歓迎の辞は田中信会頭の代わりに平田藤義事務局長が代読、カサビ市長は「大阪市との姉妹都市提携40周年ミッション」について、昨年の日本移民100周年 祭記念式典では皇太子殿下を迎えて盛大に開催できたことやブラジルの日系コニュ二ティの素晴しさの再確認、更に今後100年の両国の更なる良好な関係のス タートとなる事が確認できて非常に歓迎した。

また市内のアウトドア広告禁止法案で市内の美観が取り戻せたように、今後は環境保全のための排気ガス公害や水資源公害などを改善してより住みやすい都市にするために、皆さんや市民の協力が必要であると訴えた。

サンパウロ市は市であるが、州であり、国であると言えるほどの大人口を抱えているが、あらゆる人種や宗教が融合して、全ての住人が仲良く暮らしている世界 唯一の都市であり、また世界最大の日系コニュ二ティがある素晴しい都市であるが、1,100万人都市のサンパウロでは衛生・保健分野や教育分野での投資不 足でインフラが整っておらず、また現在の地下鉄の総延長距離が60キロメートルしかないが、数年以内にこれを240キロメートルまで延長するプロジェクト も大いに進んでいるが、更なる輸送インフラ整備などのために日本からの投資や企業誘致を大いに図りたいと強調した。

日本はサンパウロ市にとって重要であり、日系社会はブラジルにとって重要であり、両国関係の架け橋の役目には欠かせないと述べ、最後に今回の日本へのミッ ションの成果を近いうちに報告したいと強調して講演を終え,ニッケイ新聞社のラウル・高木社長からカサビ市長に“100年目の肖像~邦字紙が追った 2008年”が贈呈され、更に前田一郎専任理事から記念のプレートが贈呈された。

カサビ市長の昼 食懇親会の参加に多大な貢献をしたカルロス・ケンジ・フクハラ市国際局補佐が同ミッションのプログラムについて、 5月11日から17日にかけて東京、大 阪、名古屋を訪問、東京ではモノレールなどの輸送関連インフレの視察、大阪では姉妹都市提携40周年式典に参加、環境や観光関連施設の視察並びに2014 年にブラジルで開催されるサッカーワールドカップの参考として、2002年ワールドカップの日本開催地の一つであった大阪の輸送インフレを視察、名古屋で はエクスポビジネス2009にブラジル企業が出展しているために視察すると説明した。

懇親昼食会 の司会は平田藤義事務局長が務め、初めに特別参加の大部一秋サンパウロ総領事、カルロス・ケンジ・フクハラ市国際局補佐を紹介、続いてグランド・ハイアッ トホテルのカール・エンバーソン取締役がヴィデオでハイアットホテルを紹介後、他のホテルと最も違う点は従業員でお客様を心から歓迎する精神であり、また 日本食レストラン“KINU”ではニューヨークのトシオ・トミタシェフ、日系のアドリアノ・カナシロシェフの本格的な日本料理が味わえ、またフランス料理 レストラン、スパ、カーペットなど張替えたエベント会場などホテル内を一新していると紹介した。

代表者交代ではブラジル勤務3年のサンパウロ総領事館の田畑篤史副領事が帰国挨拶、後任の佐々木真一郎副領事が着任挨拶、ブラジル勤務4年の久光製薬の河 田明社長が帰国挨拶、後任の滝沢直人新社長が着任挨拶、ブラジル勤務5年のYusen&Sea社の堀井浩志社長が帰国挨拶、後任の関岡信新社長が 就任挨拶、30年間に亘り医薬品業界で働いてきた第一三共社のエロイ・ドミンゲス・ボシオ社長が代表挨拶を行なった。

3分間スピーチでは桜田歯科医院の桜田ローザ院長が歯軋りの治療、歯の表面に漂白剤を塗り、光を当てて色素を分解して白くするレーザーホワイトニング、インプラントや虫歯治療などについて説明を行なった。

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