サンパウロ総領事館主催の今年2回目

サンパウロ総領事館主催の今年2回目の海外邦人安全対策連絡協議会が10月24日に開催、商工会議所から安全対策チームメンバーが参加した

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サンパウロ総領事館(西林万寿夫総領事)主催の今年2回目の海外邦人安全対策連絡協議会が、10月24日午後3時から4時30分まで総領事館多目的ホールに、商工会議所安全対策メンバー5人、日系諸団体代表や邦字記者など総数21人が参加して開催された。

進行役は森田領事が務め、西林総領事が開会挨拶で今年のPCC暴動事件について触れ、この連絡協議会での話合いを邦人安全対策に役立ててほしいと述べた。

続いて清水領事が最近のサンパウロ州の治安情勢として、今年上半期の誘拐事件が前年同期比14%増加の64件が発生、強盗事件は若干減少傾向にあるが、犯行の9割で拳銃が使用されていると説明、選挙の年にはPCCによる暴動事件が増える傾向にあるが、 PCC暴動のニュースが流れたときは、警察などに極力近寄らないように注意を促した。

また邦人関連被害では、空港から帰宅直後に襲われる拳銃強盗が相変わらず発生しており、また最近ではゴルフ周辺での強盗被害も発生していると説明した。また昨年減少した振り込め詐欺が再び発生してきており、巧妙な手口に注意を促した。

安全対策として、空港から帰宅直後に襲われる拳銃強盗事件、自動車乗車中に襲われる強盗事件、振り込め詐欺事件、誘拐事件、PCCによる暴動事件に対する安全対策、また事件遭遇時の対処法についても説明した。

丸橋首席領事は誘拐事件遭遇した時の対処法、未然防止注意点、不審な電話に対する対処法を説明、配布した緊急連絡網全体図を用いて緊急時の有効な連絡先などを説明した。

質疑応答では被害後の対処法、近郊の日系人の強盗被害、リベルダーデ地区の犯罪増加、パライゾ地区の街灯設置、交番制度やコミュ二ティ−防犯制度などについて意見の交換が行われた。

商工会議所からは松田総務委員長、安全対策チームの大野氏、唐木田氏、弘法氏、有馬氏が出席、文協、県連、援協、ジェトロ、JICA、日本人学校、国際交流基金から代表者が参加した。

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