ジェトロ中南米セミナーに70人以上が参加して開催

 コンサルタント部会並び(西口阿弥部会長)並びにジェトロ・サンパウロ事務所(大久保 敦所長)共催によるジェトロ中南米セミナーは、2016年2月29日午前9時30分から正午まで70人以上が参加して開催。

初めにジェトロ・ボゴタ事務所の 高多 篤史所長は、「コロンビアの経済状況及びビジネス環境」について近年のマクロ経済の動向、日系進出企業活動、ビジネス環境上のメリット・デメリットについて講演、ジェトロ・サンティアゴ事務所の中山 泰弘所長は、「チリの経済状況及びビジネス環境」について面積は日本の2倍に相当する76万平方キロメートル、人口1800万人、日系企業は85社、世界1の生産を誇る銅、モリブデン、リチウムなどの豊富資源、25か国とのFTA、 EPA提携、意外に知られていない日本の輸入ワイントップはチリ産、ノルウエーに次ぐサーモン輸入、中南米ビジネス都市別ビジネスランキングトップは首都サンティアゴ、寡占化が進むチリ資本の小売・流通業界の内情、年内に発効予定の日本との租税条約、TPP締結によるアジア向け農産物輸出増加などについて説明した。

ジェトロ・メキシコ事務所の岩田 理 所長代理は、「メキシコの経済状況及びビジネス環境」について、進展する労働法改正や教育改革、人口の50%以上は24歳以下の若年層型人口ピラミッド、75%に達するインフォーマル経済、依然大きな所得格差、日系進出企業向けサポート実態、年間340万台生産の自動車産業、メキシコの強みとして低い労働コストや世界に広がるFTAネットワーク、インフラ未整備、弱点として労働生産関連コストや治安悪化、煩雑な法制度、メキシコの主要物流インフラなどについて説明。

最後にジェトロ・リマ事務所の藤本 雅之所長は、「ペルーの経済状況及びビジネス環境」について好調を維持するペルー経済、日系進出企業の動向、投資適格国の各付け、40歳以下が69.8%を占める人口ピラミッド、チリ資本のショッピングセンター網・ホームセンター拡大などについて説明した。

Pdfジェトロ・ボゴタ事務所の 高多 篤史所長 「コロンビアの経済状況 中南米第3の市場の魅力」

Pdfジェトロ・サンティアゴ事務所の中山 泰弘所長 「チリ概況」

Pdfジェトロ・メキシコ事務所の岩田 理 所長代理 「中南米セミナー メキシコ」

Pdfジェトロ・リマ事務所の藤本 雅之所長 「ペルーの貿易・投資動向および対日貿易関係」

https://camaradojapao.org.br/jp/?p=41574