三重県の鈴木 英敬知事一行との意見交換会でビザフリーサポートを約束

三重県の鈴木 英敬知事並びに三重県内企業によるブラジル進出の中長期的な支援をめざす、同県の新たな取り組みである行政、経済、民間訪問団からなる「オール三重」の経済ミッション団37人が2013年8月19日午前に会議所を訪問、JETROサンパウロ事務所、AOTS(海外技術者研修協会、現HIDA)サンパウロ、BRABIC(ブラジルビジネス情報センター)がコーディネート役を務め、流通取引の商談、ジョイントベンチャー(JV)、技術供与などの可能性について交渉を予定している。

初めに鈴木 英敬知事並びに三重県議会の山本 勝 議長がそれぞれあいさつを行い、サンパウロ総合大学と三重大学との学部間協定の締結を報告、またジェトロ・サンパウロセンターの石田靖博所長が「ブラジル経済とビジネスの動向」としてブラジルの基本データー、政治経済関係の最近のトピックスとして経済成長率、大規模抗議活動の発生、大統領支持率、貿易収支、インフレ率、政策誘導金利、為替相場、ブラジルのポテンシャルなどについて説明、鈴木 英敬知事は大型商談がまとまる可能性があり、ユニークな技術や製品を持つ日本企業に関心を持つ同業界のブラジル企業との密な商談、両国の事情に詳しい諸機関のコンサルティングで、中長期的に成果につながることが期待できると述べた。

また意見交換会では天野一郎副会頭、上野秀雄専任理事、遠藤秀憲専任理事、平田藤義事務局長が参加して、官民一体となってマルチ商用ビザ並びに日伯社会保障協定の発効、移転価格税制に関する法律12715号の公布、日本産食品の輸入規制緩和の実現、日本移民の努力による日系人への厚い信頼、日系人の活用、日伯両国政府との意見交換・連携強化、地方レベルでの交流などについて広く意見交換がされ、平田事務局長はドイツ会議所会員は1700社に対して、日本商工会議所会員は400社にも満たず、またEU諸国並びに周辺7カ国、韓国はすでにビザフリー、中国にもマルチビザで先行されており、日本からの中小企業進出を促進する上でビザフリーは避けて通れないと強調、それに対して鈴木 英敬知事はビザフリーについても大いにバックアップしてゆくと強調、平田事務局長は鈴木 英敬知事の熱い思いに感激してお礼を述べ、最後に鈴木 英敬知事から天野一郎副会頭に記念品が贈られた後(上野専任理事と遠藤専任理事には後日米田利耕氏を通し贈呈された)、参加者全員で記念撮影が行われた。

 

左は三重県の鈴木 英敬知事

左から平田藤義事務局長/遠藤秀憲専任理事/上野秀雄専任理事/天野一郎副会頭

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米田利耕氏は21日に鈴木 英敬知事から託された記念品を上野秀雄専任理事、遠藤秀憲専任理事、平田藤義事務局長への贈呈のために訪問、平田事務局長に手渡した。

 

Fotos: Rubens Ito/CCIJB

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