今年の部会トップを切って生活産業部会開催

3月5日に開催される業種別部会長シンポジウム準備のための部会トップバッターとして生活産業部会(今川尚彦部会長)は、2020年1月30日午前9時から10時30分まで11人が参加して開催、シンポジウム発表資料作成のために、参加者はテーマ:「2019年の回顧と2020年の展望」、副題: 『ビジネス環境改善に期待、いま為すべきこと』について発表した。

2019年の回顧では、入札案件の増加、厳しいコスト競争、GDP伸び率の下方修正、5期ぶりの建設業界回復基調、厳しい市況、非日系虚客の拡大、不安定な原綿生産による価格変動、中国市場の動向、難しい価格転嫁、アルゼンチンの景気後退や世界的な混乱拡大による慎重な投資、自動車関連不振、新規案件受注、ガス価格上昇、バイオマス・太陽光発電利用の拡大傾向、事業の多角化、レンタルオフィスのニーズ増加、害虫被害減少による農薬生産減少などが挙げられた。

2020年の展望では、不透明な瀬愛経済の回復、請負事業からの脱却、価格競争力の強化、採算確保、施行の効率化、ブラジルコスト削減、国営企業民営化の影響、レアル安の為替、金利安、海外投資呼び込みのチャンス到来、他社との差別化、ブラジルの不動産デジタルプラットフォームを展開するLoft社並びにサンパウロに拠点を置くQuintoAndar社の動向などが話題となった。

副題: 『ビジネス環境改善に期待、いま為すべきこと』では、公社民営化、行政改革、税制改革などの政策実現の前進によるブラジルコスト減少への期待。労働法改革や年金改革でのコスト低減の数値化アンケートによるビジネス環境改善のアピールなどが話し合われた。

最後に平田事務局長は、既に250冊以上販売している会議所が委託販売している『世界が感謝!「日本のもの」』(著:「ニッポン再発見」倶楽部、出版:三笠書房)及びそのポルトガル語翻訳版『O MUNDO AGRADECE! COISAS DO JAPÃO』の購買を要請した。

参加者は今川部会長(戸田建設)、大滝副部会長(ホス建設)、大島副部会長(クラシキ)、中村氏(ECOGEN)、大庭氏(スターツ)、南村氏(東洋紡)、力石氏(AZBIL)、上岡氏(戸田建設)、白石調査員(サンパウロ総領事館)、商工会議所から平田事務局長、大角編集担当

 

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