今年3回目の機械金属部会(西岡勝樹部会長)が12月4日午後4時から11人が参加して開催、初めに平田藤義事務局長が11月27日に46人が参加して行なわれた官民合同会議について説明、島内憲大使のリーダーシップ、西林万寿夫総領事の行動力で官民が一体となって連携、懸案事項の進展、定期的のフォローアップ会議開催などALL JAPANで協力してきており、素晴しい会合となったことを報告した。
西岡部会長は11月の定例常任理事の議事録を説明、また来年の活動方針として見学会の検討、部会員相互の親睦を深めるための懇親夕食会懇親並びにゴルフ界の監事として西岡部会長を選出した。
最後に世界金融危機の影響のフリートークでは鋼材国内マーケットは金融危機前は絶好調であったが、金融危機後は一転して鋼材のだぶつき、鉄鋼生産計画の見直しなど10月から自動車産業を中心に需要が減少して国内外の製品価格も大幅減、食品業界向け設備機械は10月以降出荷が止まり様子見、食品大手で為替デリバティブでの損害の大きい企業の納入業者への支払い遅延、石油業界では経費削減のために出張禁止、ペルーはインフラ整備での工事が継続して行なわれておりそれほど金融危機の影響は今のところ表面化していない。
自動車向け工作機械や部品製造メーカーは為替の影響をうけて資金繰りの苦しい顧客も多く3月の一つの山場を迎えるか、部会の会員企業は裾野産業の広い自動車産業とのかかわりが深いために、今後の自動車産業の動向に注目している事などが話題に上がったが、実体経済への影響がすでにでてきており、今後の経済の先行き不透明感を憂慮している。
参加者は西岡部会長(日立)、林副部会長(メタルワン)、木瀬副部会長(前川製作所)、渕上氏(ユシロ)、右成氏(京セラ)、原田氏(ミツトヨ)、宮崎氏(MMC)、原口氏(CBC),栗原氏(個人会員)、加藤領事(サンパウロ総領事館)、平田事務局長
金融危機のフリートークでは大いに情報交換が行なわれた
左から西岡部会長/林副部会長