企業経営委員会の8月の労働問題研究会

企業経営委員会の労働問題研究会が8月17日午後4時から開催、25人が熱心に聞入っていた

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企業経営委員会(石川清治委員長)の労働問題研究会が8月17日午後4時から6時まで、商工会議所会議室に25人が参加して開催された。

講師のライムンド・デ・ソウザ弁護士は「支出の戦略的管理」と題して、企業の財務ストラテジーとして、企業価値の創造を目指した経営が叫ばれて久しいが、 その原理原則は資源を如何に投資し、その資本コストを上回るキャッシュフローを上げるかに集約すること。 多くの企業がそうしたキャッシュフローを最大化 にする為の様々な改革に取り組みながら、企業分割、時下会計、連結納税等制度面の整備を進め、今後も更なる勢いを増すであろうグローバリゼーション下での 厳しい経営環境は、絶え間ない企業変革と容赦ない熾烈な競争を迫られている。

そのような市場 環境の中で、企業財務においても、従来の経理業務や資金の調達、運用といった側面から、経営戦略としての投資決定や事業価値の評価、新しい資金調達スキー ムの立案やリスク管理、そして配当政策や株価対策におけるコミュニケーション能力など、本来的な財務マネジメントとしての行動が必須となり、企業の舵取り を担う重要なマタ-となりつつある。また各部門においても、そのような財務的思考と意志決定のプロセスが確立しない限り、真の企業変革と価値創造経営の実 践は困難である。

21世紀を勝ちぬく企業の成長シナリオを財務的側面から考察し、企業価値を 高める戦略的な経営手法を選択して、事業の評価手法や経営資源の配分、それに伴う意志決定プロセス、そして「選択と集中」を実行し切る、企業行動の戦略的 財務の“仕組み”はどこにあるのか。果敢にその改革に取り組み、企業の活力と競争力を再び取り戻し、グローバルな成長へ向け変革 を推し進める先進企業のケーススタディを中心に、価値創造経営を実現する戦略的財務マネジメントを検証することが重要と強調した。

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