化学品部会懇談会開催

化学品部会(古賀貴部会長)のハイブリッド懇談会は2023年2月6日午後3時から5時まで17人が参加して開催、司会は古賀部会長が務めた。

初めに化学品部会執行部として古賀貴部会長、石原亘副部会長、藤井康喜副部会長、亀岡功良副部会長を紹介。3月28日の部会長フォーラムの発表資料作成のために、参加者は2022年下期の回顧と2023年上期の展望について発表。官民合同会議集計として、メルコスールEPAへの期待。ルーラ大統領政権発足によるビジネス環境への影響。日伯経済連携に向けた外務省・大使館・総領事館等への提案などにつぃても発表。化学品部会役員輪番制リストの説明がされた。

<ご意見・コメントメモ>

―官民合同会議での林大使ご発言共有・・・継続して大使館の敷居はゼロ。ご意見、ご要望、ご批判何でも伝えてくださいとのこと。ルーラ政権への懸念に関し、国会は中道右派が主流であり、極端に労働者寄りの政策転換などの無茶はできないでしょう。

―各社アンケートの中での話題・・・原料不足による価格高騰は緩和の兆し? 原料は余り出している傾向。期限切れ原料へのANVISA規制対策

―輪番に関して・・・栗田工業様、信越化学様 対応確認

―官民会議アンケート・・・宍戸領事より、部会アンケートのポル語訳は総領事、大使に伝えてあるのでブラジリアで政府要人に伝える機会を設ける

―平田理事コメント・・・化学品部会の業績は素晴らしく、前年からの時系列比較なども含め、フォーラムで共有されたし20年のコロナ禍以降から退会がほぼ皆無であったのが、ユニークな活動を続ける化学品部会のみであった。本日の個社からの発表を拝聴しても又部会長による最後の纏めのデータを見ても増収増益、不変と合わせると素晴らしい業績であったのではと思われる。昨年9月のフォーラムでご発表頂いたABIQUIM(ブラジル化学工業会)によるコロナからの回復状況は、記憶に間違いなければドルベースで33%、レアルベースで40数パーセントであった。上期フォーラムの発表時期までには同業界から22年度のデータが公表されたら、時系列・定点観測していく上で是非ともご発表をお願いしたい。

―村田事務局長コメント・・・アンケートのまとめの欄は非常に重要で化学品の業績トレンドは良いのでフォーラムにて共有を。ルーラ政権への懸念はあるが、連邦議会の議員比率的に見て、中道を重視した政策を取らざるを得ないでしょう。アルゼンチンとの共通通貨構想もポーズ、パフォーマンス的な色合いが強いのではないか。

参加者
ロート 古賀
三井化学 渡辺
Nagase    石原
TOYOBO   藤井
日本農薬  大澤
ADEKA  三寺
TOYOINK  亀岡
三菱商事 佐々木
高砂ブラジル 碧川
ハリマ化成ブラジル 大久保
東レブラジル 前田
出光  木内
信越化学 萩原
個人会員 平田
大使館 根岸
在SP総 宍戸
商工会議所 村田事務局長

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