商工会議所新年会に200人が参加して盛大に開催

2016年度商工会議所新年会は、2016年1月15日正午から午後2時までブルーツリーモルンビーホテルに200人近くが参加して開催、司会は平田藤義事務局長が務めた。

初めに平田事務局長は、今年の干支は申年で激動の経済状況が続くが、申年の特徴である「行動力」や「合理性」にちなんで今年一年が「状況変化を見極めながら辛抱強く合理的に行動する一年」となるよう祈っており、また昨年は日伯外交関係樹立120周年という記念の年で、ブラジルおよび日本各地で記念行事が開催された。引き続き日伯の経済・文化交流が強化されるよう会議所も各方面から支援していきたい。また8月のリオのオリンピックにむけても、サッカーワールドカップ開催時と同様に会議所として可能なサポートを積極的に行っていきたいと抱負を述べ、またブルーツリーホテルの青木智恵子社長並びに広瀬純子取締役によるリオのオリンピック開催に合わせたテーブルブーケの5色デコレーションや有名シェフェの小池信氏による特別おせち料理の提供、ブラジル筝曲宮城道雄の会(長瀬令子会長)のお琴演奏にお礼を述べた。

村田会頭は新年の会頭挨拶として昨年からはじまった政治・経済危機が今年も継続すると予想され、ビジネス環境はますます厳しくなるが、我々カマラの活動が会員にとって有益になるよう委員会、部会、事務局が一体となり努力していきたい。私の会頭としての任期も実質二年目に入り、昨年3月の所信表明を振り返りながら本年のビジョンと方向性を皆様と共有してゆきたい。

委員会・部会活動を更に活性化して、それを昼食会、サイト以外のツールでも広げてゆきたいと説明、昨年は日伯外交関係樹立120周年という節目の年で数多くの有意義なセミナーを実施した。

例として昨年11月に行われたメディカル分科会と会議所事務局が企画した日伯医療セミナー私にとって大きな感動と学びがあった。まず感動の方では、メディカル分科会が地道に進めてきたブラジル医療を良くしたいという努力が日伯両政府を動かし大きな前進した点で他のインダストリーも学ぶべきで、オールジャパンの熱意を結集すると必ず道は拓けること。

また学びの方では少し反省も混じるが、他の業界の人にも参加してもらいたかったという事。金融、自動車業界、電気電子などビジネスに直結しない方々がどの位参加されたか疑問。しかし当日のセミナーの内容は私にとって目からうろこの連続で、経営者としての見識を高めるという観点からも非常に役立った。

今年も各委員会、部会の皆さんに頑張って貰い、会員皆様の役に立つセミナー活動を一つでも多く実施してゆきたい。また日本政府からも補助金を受けながら進めている政策対話委員会の活動は、より一層ブラジル政府との対話を進めながら成果を出してゆけるよう力を入れてゆきたい。

また、私はブラジル企業会員の声を取り入れる仕組みを作ること、会員増強や遠隔地会員の対応を考えること、ブラジル各地に存在する地方の商工会議所との連携を進めてゆきたいと述べ、昨年10月には新規ブラジル企業との昼食会を実施、ビデオコンファレンスを導入したり、12月の官民合同会議では全伯商工会議所の連携の提案などを実施している。

しかしながら、現在の委員会の仕組みや方針だけでは大きな発展には限界があり、委員会の統廃合、新設、ミッションの見直しが必要であり、昨年12月の常任理事会でこの方針案を提示、今月の常任理事会でも話を進めており、予定では3月の総会で新しい委員会とそのミッションを承認してもらい、同時に新体制をスタートさせたいと考えており、各委員長の新年の挨拶は、3月からの新体制の場で発表。最後に今年から新しく追加したいビジョンとして、ブラジル日系社会貢献のために我々会議所と会議所会員が新しく出来ることはないかというスタディーを始めたい。最近、呉屋会長と文協が抱えている財務状況や諸問題について会議所として何ができるのかざっくばらんに話合い、会議所は単純な寄付の支援はできないことをはっきり伝え、これまでの寄付以外の新しい貢献の姿について、本日参加されている呉屋文協会長とも前向きな協議を進めます。今年はリオオリンピックの年で、また日本政府が進めているジャパンハウスも動き始める。会員の皆様及び事務局一丸となり、より良い会議所活動に向けて今年も前進してゆきたいと抱負を述べた。関口首席領事並びに後藤 隆元会頭、貞方 賢彦元会頭、村田会頭による鏡開きが行われ、関口首席領事が乾杯の音頭をとった。

3分間スピーチではUNITED AIRLINES INCORPORATIONのアキヒロ・カンダ氏は、全日空とユナイテッドはジョイント・べンチャーを行っており、サンパウロ-ヒューストン‐成田便に787機を飛ばして時差ボケの軽い環境を提供、4月30日までの全日空とユナイテッドでの日本行には、マイレージカードの優遇制度を適用していると説明、NGO団体Amigos do Bemのカロリーネ取締役は、チャリティイベント「カーニバル・ド・ナッソンイス」についてビデオで紹介した。

着任挨拶では外務省から出向の佐藤真弓領事は経済班勤務、着任前はオーストラリアや米国で勤務したと述べ、DAIKIN MCQUAY AR CONDICIONADO BRASIL LTDA.の三木 知嗣氏は、中国には1999年から2013年まで勤務、サンパウロは2013年10月から勤務していると説明した。

代表交代挨拶ではMETAL ONE DO BRASIL REPRESENTAÇÃO COMERCIAL DE PRODUTOS SIDERÚRGICOS LTDAの石坂 公也氏は、2013年4月から1年10か月ブラジル勤務、非常に充実した生活ができたと説明、後任の保前 英治氏はブラジル経済は停滞しているが、不況の時こそチャンスがあるので頑張りたいと説明、MITSUBISHI INDÚSTRIAS PESADAS DO BRASIL LTDAの相原 良彦氏は3年4か月勤務中に地下鉄6号線の商談成立、会議所活動では機械金属部会長と総務委員長を経験、オーストリアに転勤すると説明、後任の樹神 幸夫氏は1月1日付けで拝命、日本では工作機械専門であったと説明、新入会員紹介ではKAWASAKI MOTORES DO BRASIL LTDAの柘植 輝司氏は、2015年5月から社長、ブラジルのオートバイのレジャーマーケットは5万台でマーケットシェア拡大のためのシステムを構築中と説明、JCI Brasil-Japão (青年会議所)のショウジ・ノムラ会頭は、2月1日の新会頭就任式に参加を呼びかけた。

左から鏡割りを行う貞方 賢彦元会頭/後藤 隆元会頭/関口首席領事/村田俊典会頭

乾杯の音頭をとる関口首席領事

Toshifumi Murata, presidente da Câmara, Hitomi Sekiguchi, cônsul-geral-adjunta do Japão em São Paulo e Chieko Aoki, presidente do Blue Tree Hotels

Vice-presidentes da Câmara,Tomoyoshi Egami e Ichiro Amano, presidente da Câmara, Toshifumi Murata e cônsul-geral-adjunta do Japão em São Paulo, Hitomi Sekiguchi

Chieko Aoki, presidente do Blue Tree Hotels, Koji Kondo, vice-presidente da Câmara e Motoo Uchiyama, diretor-executivo da Câmara

Yukio Kodama, diretor-executivo da Câmara, Fujiyoshi Hirata, secretário-geral da Câmara, Yoshihiko Aihara (que está deixando o Brasil) e cônsul do Japão em São Paulo, Mayumi Sato 

Masahiko Sadakata, ex-presidente da Câmara, Harumi Arashiro Goya, presidente da Sociedade Brasileira de Cultura Japonesa e de Assistência Social (Bunkyo) e Yoshiharu Kikuchi, presidente da Beneficência Nipo-Brasileira de São Paulo (Enkyo)

Membros da Diretoria e autoridades

Duo interpreta obras de Michio Miyagi, usando o antigo instrumento japonês, o Koto.

Mais de 180 pessoas participaram do Shinnenkai-2016

 

Fotos: Rubens Ito / CCIJB

https://camaradojapao.org.br/jp/?p=41376