在サンパウロ日本国総領事館主催の安全対策連絡評議会は、2017年2月8日午前10時30分から正午まで、サンパウロ日伯援護協会 5階 神内ホールに150人以上が参加して開催した。
今般の相次ぐ邦人被害強盗事件を踏まえて、参加希望者が殺到したために在サンパウロ日本国総領事館 多目的ホールからサンパウロ日伯援護協会 5階 神内ホールに場所を移して開催された。
初めに中前総領事は、今年1月に発生した一連の強盗事件について、連邦政府やサンパウロ州政府とのハイレベルで話し合っているが、今日の連絡評議会では一連の事件に関する概要説明や安全対策講話を予定しているので、犯罪発生に対する心構えに参考にしてほしいと説明した。
一連の強盗事件発生について、昨年9月から発生しているサンパウロ市リベルダーデ区の旅行社にて航空券の手配、換金などをした後の邦人に対する強盗事件が複数発生していると説明、事件の詳細は総領事館サイトの安全対策情報の被害速報を参考)。
質疑応答では事件発生に対する届け出件数比率、最近の犯罪傾向、防弾車の安全性、強盗犯罪に対する予防や対策、警察への被害届状況、両替店の強盗被害状況や警備体制、最近の強盗事件の犯罪傾向、日本進出企業の治安対策や犯罪防止に対する教育などが挙げられた。
また安全対策講話では、サンパウロ州(市)の治安情勢、殺人事件発生件数の推移、窃盗事件発生件数の推移、殺人並びに強盗、窃盗の日本との比較及び人口が同様のサンパウロ市と東京との比較、邦人被害の現状、邦人被害の犯罪傾向、犯罪に対する心構え、防犯対策、防弾規格、被害届の重要性、インターネットによる被害届、被害届の提出並びに総領事館への連絡協力などについて説明、参加者から治安対策や安全対策などに関する説明会やセミナー開催などの要望が寄せられていた。
(写真提供 松本浩治氏)