定例理事会・第69回定期総会開催

定例理事会・第69回定期総会は、2019年3月22日正午から3月の懇親昼食会を前に開催、初めに土屋信司会頭が開催挨拶、続いて2018年度事業報告並びに2019年度事業方針では、昨年10月28日に決選投票でジャイール・ボルソナロ氏(PSL 社会自由党)が対立候補のフェルナンド・ハダジ氏(PT 労働者党)を破り、史上初の極右大統領当選が特筆される。2003年から2016年8月のジウマ大統領弾劾まで13年間に及ぶ労働者党政権に終止符を打ち、変革を望む声が大きかった。2019年1月からボルソナロ大統領による新政権に移行。今後の汚職撲滅と公共治安の改善が期待され、また経済政策では市場を重視しブラジル国家にとって重要な課題である年金改革や税制改革などを推進する方針が明らかとなっている。

ブラジルは経済リセッションと云う長いトンネルから漸く脱出、今年は新政権と共に経済活動も活発化する見通し。ボルソナロ新大統領は、昨年の選挙期間の公約の中で2国間でのFTAの可能性を示唆するなど日メルコスールEPAの行方は未だ定まらないものの、会議所も引続き会員企業の裨益を目指し活動を継続、日系企業またブラジルの産業活性化に向け求められることを民間の声として挙げていく。2018年会議所行事はホームページ参照。

木下誠財務委員長は、2018年度収支決算報告並びに2019年度収支予算計画(案)として、昨年は赤字予算を組んだが最終的には黒字を計上。2019年度は活動方針充実に向けて積極的な財務で黒字を目指しているが、日本各地を回って日本企業の会員メンバー増加を目指す。3000レアルの黒字予定と説明した。

二宮正人監事会議長は、監事会意見として天野ウーゴ監事並びに三原フェルナンド監事と行った監査では、商工会議所の2018年1月1日より同12月31日までの事業報告書並びに貸借対照表、収支決算書、財産目録(什器及び造作)を監査、適切であると認め、ここに報告すると説明した。賛成多数の挙手で承認された。

最後に土屋信司会頭は、3月末で会頭を辞任するが、3月末で退任するので、4月1日から村田俊典副会頭に2回目の会頭就任をお願いした。私自身は4月からブラジルに継続して滞在すると説明した。

Pdf2018年度事業・収支決算報告書並びに2019年度事業・収支予算計画書(案)

左から木下誠財務委員長/土屋信司会頭/二宮正人監事会議長

 

Fotos: Rubens Ito / CCIJB

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