平田藤義事務局長がアルマンド・モンテイロ開発商工大臣の就任式に出席

平田藤義事務局長は、4年ぶりに復帰したイヴァン・ラマーリョ開発商工副大臣の招待を受けて2015年1月7日午後3時過ぎからブラジリアの中銀講堂に800人の招待客が参加したアルマンド・モンテイロ開発商工大臣の就任式に出席した。平田事務局長は就任式に参加のため同席の造船分科会の相原専任理事、今井前理事、渡辺理事(名刺交換)等をイヴァン副大臣に紹介した。

就任演説が終わった後、平田事務局長は新開発商工大臣に対し「ご就任おめでとうございます。今後とも日伯の経済関係強化をより一層推進すべくご協力をお願い致します。」と挨拶、またイヴァン副大臣には「カムバックおめでとう!!今から6年前、貴殿の時代に創設された日伯貿易投資促進合同委員会を是非とも実りある委員会に発展させて頂きたい」と要請、同副大臣は「伴にしっかり取り組んで行こう!!」と力強く応えた。

就任演説の要旨(MDICサイトから)
アルマンド・モンテイロ開発商工大臣は、短期間で製造業部門の競争力強化の政策を優先すると強調、また次の5つのテーマに焦点を当てて工業政策を推進すると述べ、輸出促進やイノベーション分野の強化、設備機械・装置の近代化、投資促進向け減税政策とブロクラシーの軽減、連邦政府と実業家の対話による競争力の再生を行うと述べた。

貿易拡大では国家輸出計画としてファイナンスの拡大並びに保証の強化、輸出に対する減税や手続きの簡素化、メルコスールの拡大並びに米国、中国、南米諸国との自由貿易協定の推進を図ると説明した。

マクロ経済改革では投資促進向けの減税政策の導入やブロクラシーの軽減、主に中小企業向け設備投資用機械・装置の近代化のための民間銀行によるファイナンスモデルの確立、ブラジル企業の競争力強化のためのイノベーション促進、ブラジル企業の競争力強化のために連邦政府と実業家との対話の促進、対話には国家工業開発審議会(CNDI)並びに貿易協議所(Camex)の民間セクター審議会(Comex)などが参加する。

就任演説中のアルマンド・モンテイロ開発商工大臣 (Foto: Washington Costa/MDIC)

 

左からアルマンド・モンテイロ開発商工大臣/マウロ・ボルジェス・レモス前開発商工大臣 (Foto: Washington Costa/MDIC)

 

左からイヴァン・ラマーリョ開発商工副大臣/ アルマンド・モンテイロ開発商工大臣(Foto: Washington Costa/MDIC)

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