日本貿易振興機構(JETRO)が商談視察ミッション(2011年11月21日)

JETROサンパウロ(澤田吉啓所長(※))は11月21日(月)、市内のホテル トランスアメリカ・プライム・インターナショナルで省エネ、新エネ、環境分野の技術・製品のブラジル展開を考えている企業向けにグリーン・エネルギーと環境技術をテーマに日伯ビジネスフォーラム・商談会を実施した。

澤田所長自ら司会役を担当、ビセンチ・パウロ・ダ・シルバ連邦下院議員(全国的にビセンチーニョで親しまれている有力議員)をはじめ開発商工省(MDIC)のエドワルド・セリノ投資促進コーディネーター、環境省(MMA)のナビル・ボンドウキ局長、サンパウロ総領事館の大部一秋総領事の他、今回の政府側ミッションリーダーの経済産業省(METI)資源エネルギー庁三浦聡国際室長、民間側リーダーの田中嘉郎前川製作所株式会社社長が各々開会の挨拶を行った。

本ミッションは 世界省エネルギー等ビジネス推進協議会(日本経団連会長の米倉弘昌氏が同協議会(JASE-W)の会長を兼務、URL:http://www.jase-w.eccj.or.jp/)の中南米SWGと タイアップして実施、同協議会の岡埜能(おかの たかし)事務局長やJETRO本部から機械・環境産業部の市原健介部長、峯村直志環境・エネルギー課長等がミッションに加わり、時宜に適ったテーマだけあって会場は約80名を超える参加者で賑わい関心の高さを示した。

基調講演のセッションではナビル氏による「ブラジルの環境政策」に続きJASE-Wの岡埜氏が「JASE-Wの活動」、三浦氏から「日本のエネルギー政策」について、また大阪府商工労働部商工振興室の経済交流促進課、国際ビジネス交流グループ主査の木村浩介氏は大阪企業5社と伴にミッションに参加、大阪府傘下企業の海外展開支援策について講演した。

午後の部で行われた個別商談会も大好評を博し各社とも時間一杯まで精力的にこなした。なお一行は22日早朝、州内のパウリニアへ移動、23日から活動の舞台をリオに移し、その後クリチバの訪問を最後に25日(金)、今回の日程を終了する。

本ミッションに先駆け去る10月初旬、同協議会事務局員の高木宣雄氏(東京ガスから出向)、中南米SWGの木瀬良平氏(ブラジル前川製作所の前社長)、山口 将英氏(三菱UFJリース株式会社)がプレミッションの位置づけで来伯の際、一行は兵頭 栄寿氏(JETROサンパウロ)と伴に当会議所を表敬訪問する一方、ブラジリア、リオ、サンパウロ地域の政府関係者、業界団体、企業からブラジルの政策やニーズなど幅広く周到なヒアリングを行っている。

本日のフォーラムには会議所から平田藤義事務局長が参加、プレミッションの一行とも再会、経産省やJETROおよび同協議会による他国に負けない日本企業への手厚い支援に対し敬意を表明、テーマに関係する会員企業からも大勢が参加した。
(※)当会議所の専任理事(企画戦略委員長)

 


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