日系で初めてのジョージ・ヤナイ上院議員を迎えて、5月の懇親昼食会には100人が参加して開催

日系で初めてのジョージ・ヤナイ上院議員が「将来のブラジルにおけるインフラ投資のあり方」と題して5月14日にマクソウドホテルで講演、初めにヤナイ上院議員は昨年のブラジルの貿易相手国として日本は6位に上昇、ブラジルからの輸出は42億7000万ドル、輸入は53億6800万ドルと入超になっており、日本からの輸入では自動車や自動車関連パーツや航空機やヘリコプターの関連部品が大きな比重を占めていると説明した。

ブラジルから日本への輸出は鉄鉱石がトップ、鶏肉、アルミー、コーヒー、大豆やエタノールなどの第一次産品が大半を占めるが、中型航空機の輸出も開始、2006年から2国間貿易はブラジル側の入超となっている。

ブラジルには大きな河川が多く輸送手段として、大量でコストの安い河川輸送の開発が急がれており、主にマデイラ河水路、サンフランシスコ河、トカンチンス-アラグアイア河、パラナ-チエテ川、パラグアイ-パラナ河水路などの活用が期待できる。

また道路網を整備すると環境破壊につながるが、水路輸送コストは陸路輸送の50%に留まるために開発が急がれており、マット・グロッソや中西部地域の大豆などの農産物の輸出には河川輸送網の大型投資を行い、ブラジルコストの削減で競争力を付ける必要があると強調して講演を終了、松田雅信副会頭から記念プレートが贈呈された。

5月の懇親昼食会はマクソウド・ホテルに100人が参加して開催、司会は平田藤義事務局長が務め、初めに特別ゲストのジョージ・ヤナイ連邦上院議員、島内憲在ブラジル日本国特命全権大使、大部一秋在サンパウロ日本国総領事、ヴァウテル・イイホシ連邦下院議員が紹介された。

連絡事項として山田唯資監事会議長が2010年第1四半期監査報告、3分間スピーチでは小西弘恭氏 JAPAN AIRLINES南米地区統括支店長が9月27日のJAL15便で日本航空サンパウロ路線の運休を行うと報告、遠山景孝・遠山コミュニケーションコンサルタント社長がブラジルの政府広報誌の日本特集号についてのお知らせとして、7月中旬に「両国の2010年、決断の年」と題して石油、エタノール、アグロ、食品、鉄鋼、金融など10サブテーマでディスカッション、ルーラ大統領、ジウマ大統領候補、セーラ大統領候補、マリーナ大統領候補やペトロブラス公社やウジミナスの会長とのインタビューを行うが、広報の重要性、デリケートな分野で予算が限られているために、協賛社に対して企業の紹介を行うので資金協力を依頼、ヤマト商事の大滝智生氏は1999年よりNHK紅白歌合戦に3年連続出場の原田悠里歌手は7月18日に文協でブラジル初公演を予定しているが、実現のために企業の協賛を依頼した。

FUJIARTE VIAGENS E TURISMO LTDAの宮崎健次郎代表並びにSIGMAX CONSULTORIA E ASSESSORIA EM GESTÃO EMPRESARIAL LTDA.の堤寿彦代表がそれぞれ松田副会頭より会員証が手渡された。

ジョージ・ヤナイ 連邦上院議員の講演に先立って島内大使はヤナイ上院議員の就任式で、地元のマット・グロッソ州やブラジルや日本のために努力されておられることが印象に残っていると述べ、続いて松田副会頭が歓迎の辞を述べ、講演終了後にワルテル飯星下院議員はヤナイ上院議員と協力して両国のために努力していくと述べた。

左から島内憲大使/ジョージ・ヤナイ上院議員/大部一秋総領事 (fotos Rubens Ito/CCIBJ)

100人が参加した懇親昼食会

左から記念品を受取るジョージ・ヤナイ上院議員/松田雅信副会頭

ジョージ・ヤナイ上院議員を囲んで記念撮影

 

 

 

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