日系主要5団体と懇親会

昨年、大部一秋総領事のイニシアチブで始まった懇親会に続き、1月30日、小林首席領事は日系団体間の連携強化を目的にサンパウロの市内で日系主要5団体と懇親会を行った。文協、県連、援協、日伯文化連盟、商工会議所から副会長や役員、事務局長などが参加し、自団体の紹介や日系社会のあり方、日本語の継承など多岐に渡る率直な意見交換が行われた。

総領事館側からは、首席領事以外に成田強領事部長、鈴木暁領事、関口健治領事、佐々木真一郎副領事が参加。文協からは山下譲二副会長、清水オリジオ評議員会監事、県連から本橋幹久副会長と松本ワルテル事務局長、援協からは毛利連、坂和三郎両副会長、日伯文化連盟からは平井ロベルト・ヒデオ副理事長、沢里ジョルジ事務局長、商工会議所からは天野一郎日系社会委員長と平田藤義事務局長が出席した。

日系の諸団体が日常抱えている「個々に所有する会館維持費の財政への影響」、「年々知名度や収益が伸びている県連主催のフェスティバル・ド・ジャポン」、「進出企業における日本語能力の評価とそれに酬いる処遇状況」、「進出企業増加に備え日本語能力の向上」などについて討議。

平田事務局長は「ブラジルの中でも日系人が集中する大サンパウロ圏は日系団体の規模も極めて大きく、それぞれの団体の定款には明確な役割が定められている。その役割をしっかり果たした上で一つになって相互の関係を密にするのは大変有意義な事」と意見表明。また併せて、来る2月8日(火)会議所にて開催される大阪商業大学 古沢昌之教授を招いての『ブラジル進出企業における日系人の活用等に関するセミナー』へ上記の日系諸団体を招待した。

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