食品部会(天野一郎部会長)は、8月20日に開催される2013年下期の業種別部会長シンポジウムの発表資料作成や組織変更などについて意見交換するために、7月25日正午から午後2時まで13人が参加して開催された。
業種別部会長シンポジウムの発表資料作成の今年の回顧では、コモディティ製品の価格変動、ドル高の為替、インフレコスト上昇に伴う製品への価格転嫁、健康志向対象の新製品の開発、基礎食料品バスケット向け社会統合基金(PIS)/社会保険融資納付金(Cofins)の免税、物流費の改善、レアル安による輸入資材の高騰、新規参入による競争激化、公共交通機関の運賃値上げ反対に始まった抗議デモによるレストランの売り上げ減少、在庫調整などが話題となった。
下期の展望では現地工場の立ち上げ、サラリー調整による人件費コストの増加、北東地域並びに中西部地域の消費拡大、小麦生産拡大による価格の安定、マーケットシェア拡大、価格戦略の見直し、新製品の投入、コストダウンの継続、収益構造強化、ブラジル経済の先行き不透明感の上昇、飲酒運転への罰則強化の影響などが挙げられ、また廃棄物処理関連の情報交換の要請、パーマネントビザや運転免許書の取得などについても意見交換された。
組織変更として部会長に山口 修一氏(南米不二製油)、副部会長として清水 重人氏(イグアス)、岡崎 徹氏(日清味の素)を再選出した。
参加者は天野部会長(ヤクルト)、山口新部会長(南米不二製油)、清水副部会長(イグアス)、岡崎副部会長(日清味の素)、西井氏(味の素)、パウロ・ツカモト氏(NAGASE)、唐木氏(ニアグロ)、石嶋氏(ヤクルト)、山田氏(東山農産)、見目氏(ヤマト商事)、遠藤副領事(サンパウロ総領事館)、平田事務局長、大角編集長
左から岡崎副部会長(日清味の素)/清水副部会長(イグアス)/天野部会長(ヤクルト)/山口新部会長(南米不二製油)
左から山田氏(東山農産)/西井氏(味の素)/パウロ・ツカモト氏(NAGASE)/唐木氏(ニアグロ)
左から石嶋氏(ヤクルト)/遠藤副領事(サンパウロ総領事館)/見目氏(ヤマト商事)
左から平田事務局長、大角編集長
Fotos: Rubens Ito / CCIJB