機械金属部会(西岡勝樹部会長)は7月23日正午から午後2時まで商工会議所大会議室に14人が参加、8月7日に開催される業種別部会長シンポジウムの発表資料作成、今後の部会活動、欠員となっていた副部会長に前川製作所の木瀬良平代表を満場一致で選出した。
初めに西岡部会長が7月の定例常任理事会での決定事項、寄付アンケート調査結果、理事・監事選挙の日程や今後の昼食会のゲストなどを紹介後、参加企業の代表がそれぞれの今年の上半期の回顧と下期の展望を発表した。
経済成長加速プログラム(PAC)の大型水力発電所案件、リオ−サンパウロ間の高速鉄道プロジェクト、ATM向け指静脈認証ビジネス、好調な石油、紙・パルプ、鉄鋼、エタノールやエネルギー部門の投資拡大によるビジネスチャンス、カーボンクレジット事業、大手食品加工業界の投資拡大、記録更新を続ける自動車・パーツ業界への工具、鉱山開発用工具ビジネスの増加などブラジル国内景気の好調に伴って、今年の上半期は概ね売上を伸ばしており、今後数年は好調に推移する可能性が濃厚となっている。
しかし内需好調で鉄鋼製品不足の発生、中国/ヨーロッパでの風力発電所建設に伴う輸入軸受け部品不足、ドル安の為替、インフレ圧力、政策誘導金利の切上げ、高騰を続ける石油、鉄鉱石や非鉄金属の国際コモデティ価格の上昇、困難な生産コストの製品への転嫁、ニッチ市場の開拓など課題も多い。
参加者は西岡勝樹部会長(日立)、林浩副部会長(メタルワン)、木瀬良平副部会長(前川製作所)、原口正辰氏(CBC重工)、赤木浩氏(メタルワン)、渕上正晴氏(ユシロ・ド・ブラジル)、渋谷吉雄氏(川崎・ド・ブラジル)、沢里ジョージ氏(川崎・ド・ブラジル)、宮崎大志郎氏(MMCメタル)、杉村秀一郎氏(NSK),栗原猛氏(個人)、加藤秀雄領事、金沢登紀子調査員、平田藤義事務局長
シンポ資料作成で参加者が上期の回顧と下期の展望を発表
左から西岡部会長/林副部会長