浜松のJose Antonio Piras 総領事と奇遇の再会

3日夜、2協会の役員等と会合の後、4日に浜松ブラジル総領事館を訪問した平田事務局長、数秒間の沈黙の後、ピラス総領事と奇遇の再会、肩を抱きしめ歓びを分かち合った。

2010年11月26日、第4回日伯貿投委が東京で開催された時「マルチ商用ビザの合意は日本政府如何に掛かっている」と勇気ある発言したのが当のピラス氏。

その後「(   ) は本能寺にあり」、と緊急案件として取り組んで来た経緯がある。2011年6月メルコスル首脳会議を終えたついでに30日来聖した松本外務大臣に「ブラジルと韓国、ブラジル周辺7カ国、EU諸国等がビザフリー、また中国に至っては日本に先立ち商用マルチビザが既に発効済みであるのに100年以上の信頼関係にある日本が何故後塵を拝しているのかと6月30日、同大臣に強く直訴。その後、同年11月28日、ブラジルと日本の間でMOU が交され2012年、1月1日から3年有効期限の商用マルチビザが発効した。

もしピラス氏の発言が無く、その言葉に触発されて無かったらきっと発効が遅れていたに違いない。その数秒間の沈黙の一瞬であった。当時、ブラジルに戻る機内でもピラスとは一緒であったため縁の繋がりをお互い確認し合った。

翌日のブラジル経済セミナーで又逢おうと浜松総領事館を後に、磐田信用金庫を訪問、直近のブラジルの政治経済情勢について役員等と懇談した後、静岡市に赴き後藤康雄静岡商工会議所会頭を表敬訪問、色々な意見交換を行ない、無事4日の日程を終了した。

Piras 総領事と平田事務局長

浜松ブラジル総領事館訪問の模様

磐田信用金庫訪問にて記念撮影。高木昭三会長(右下)、髙栁裕久理事長(左下)、平田事務局長(中央)

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