環境委員会「植樹ボランティア活動」

2015年10月3日(土)、午前10時から午後2時まで、環境委員会(富島寛委員長)はサンパウロ州立チエテエコロジー公園内にて「植樹ボランティア活動」を開催した。会議所からは60人を越える会員とその家族が参加した。同委員会の2015年度の活動方針の一つとして「環境問題への主体的な取組を涵養・勧奨することで商工会議所メンバー企業各々の企業価値の向上に貢献する」ことを掲げており、会員及びその家族にサンパウロ市内での植樹ボランティア活動に参加する機会を提供し、環境問題をより身近に感じて頂くきっかけにすることを目的としてこの活動を実施。

多くの子供達も参加したこの植樹会はブラジル・ニッポン移住者協会(小山昭夫会長)とオイスカ・ブラジル総局(高木ラウル会長)のプロジェクトである「日伯・友情の森‐2015」の一環として行われた。待合場所の駐車場からトレンジニョ(遊覧電車)で植樹地に。まずはお祓いが行われ、続いて中前隆博在サンパウロ日本国総領事(会議所名誉顧問)、富島環境委員長(ブラジル住友商事社長)、アウレリオ・ノムラサンパウロ市議会議員の順でスピーチをおこなわれた後、植樹が始まった。参加者らは1組3名でグループを作り、各グループ6本ずつの苗木を植えた。イペー・ブランコ、フィゲイラ・グランデやファウソ・バラチモンなどブラジル特有の木が植えられた。植樹地で記念撮影を行った後、トレンジニョでエコツアー。サルやワニ、カピバラ等が放し飼いにされている公園内を見学した後、屋外での昼食会にて参加者同士で交流を行った。                 

アイルトンセナ街道沿いにあるチエテエコロジー公園は著名な建築家ルイ・オオタケ氏により設計され、現在イビラプエラ公園の10倍、ニューヨークのセントラルパークの3倍に相当する140万平方メートルの敷地を有する。毎月33万人が来園している。

~ 富島委員長からのコメント ~

「当日は足元の悪い中多くの方にご参加頂き誠に感謝しています。疾風に勁草を知る、という言葉にあります通り、厳しい経済状況の中でも確かな存在感を示すブラジルのように、我々の植えた木が逞しく育ち、サンパウロの環境改善に寄与することを切に願っております。」

植樹サイトで記念撮影(写真提供: 環境委員会/ブラジル住友商事)

 

 

以下、平田藤義事務局長からブラジル・ニッポン移住者協会へのお礼状

小山さん
CCオズワルド他各位
周到な受け入れ態勢ご準備方々、大変お疲れ様でした。関係者ご一同様に心から重ねてお礼を申し上げます。

早朝の土砂降りの雷雨、目が覚め暫くして窓を開けたら、サンペドロは身をお潜めになったのか雷雲は去り、
霧雨の中、所々に晴れ間も覗けました。「もしや、、」との期待通り、家を出発した8時半には何とお日様が、
にっこり顔を出し「これでもう安心か?」、「天はちゃんと見るべき行いを見守って下さっているのだ!」と
車中ワイフと伴に呟きました。

当会議所では富島さんの鶴の一声(?)が功を奏してか、地球に優しい植林事業の重要性を説き、会議所の
歴史に記録が無いほど家族連れで大動員されて下さいました。やはり、代表権をお持ちの方が当所の常任理事
(環境委員会委員長)をお勤めになられると、同社の寺本さん(同副委員長)をはじめ委員会のメンバーの
方々が総動員態勢で本来あるべき委員会・ボランティー活動に誠心・誠意、ご尽力ご協力して下さり本当に
本当に助かりました。

元来、得てして多く見られがちな「事務局におんぶにだっこ」式の他の委員会活動に比べ、全員参加型の真の
委員会活動の模範的なお手本でした。このような委員会活動になれば、事務局としてはさらにもっと多くの
重要なイベントをサポート出来る様になるからです。

「10年の計は木を植えよ」とありますが、この植林事業を通じ地球環境を一人一人が守る誓いを地に行く、
ささやかな第一歩、「100年の計は人を造れ」の活動でもあったものと認識、非常に感謝しています。
オイスカブラジル総局、及びブラジル・ニッポン移住者協会のますますのご発展を祈念いたします。

多謝Hirata

 

 

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