環境委員会主催のブラジル味の素リメイラ工場見学会

2019年11月7日、環境委員会(秋山雄一委員長・南米日本製鉄社長)主催でブラジル味の素㈲社のリメイラ工場の見学会が行われた。25人が参加した。

早朝サンパウロを出発したグループは午前10時過ぎにリメイラの工場に到着、まずは近藤一也副社長及びカルロス・タカタ事業所長によるセミナールームでのプレゼンテーションが行われた。味の素の沿革や現在の規模の他、資源循環型(バイオサイクル)生産を通じ生産工程で出た残さを廃棄せず、副成物として飼料や有機肥料にするなど資源を効率的に利用、ゼロエミッション計画、エネルギー消費削減、空調においてはオゾン層破壊を防止するためのフロン代替など環境保全に対する活動などについて説明が行われた。

ブラジル味の素は1956年に創業、現在約3千人の従業員を雇っており、4つの工場を運営している。その中でも1977年に建設されたリメイラ工場は150haの敷地面積に10haの建屋面積と最大規模であり、約1千800人の従業員が働いている。

敷地内のバスツアーが行われ、桜井通成工場長及びロベルト・ヤマウチディレクターの案内のもとで生産工場内を見学。家屋45軒相当の発電が可能な216機のソーラーパネルやバイオマスボイラー、物質を分離・精製するクロマトグラフィー装置、ほぼ自動化されている食品調味料包装セクターなどを見学した。

味の素より提供された同社の調味料などで調理された昼食の後、秋山委員長より近藤副社長に感謝プレートが渡された。最後に記念写真の撮影が行われたあと、リメイラを発った。夕方サンパウロ到着。今回は特に環境テーマに重点を置いた有意義な見学会となった。

セミナールームでのプレゼンテーション

秋山委員長(左)より近藤副社長へ感謝プレートの贈呈

記念撮影

Fotos: Seidi Kusakano/CCIJB

https://camaradojapao.org.br/jp/?p=46622