産業競争力強化・中小企業育成WG、パウログループ長が、ブラジル自動車部品工業会を訪問

政策対話委員会(松永愛一郎委員長)の産業競争力強化・中小企業育成WGのタケウチパウログループ長は、2016年6月14日午後5時から、ブラジル自動車部品工業会(SINDIPEÇAS)のDan Ioschepe会長を訪問した。

SINDIPEÇASからはDan Ioschepe会長、William Mufarej事務局長、Ali El Hage理事、Dora Oliveiraアドバイザー、そして、カマラからはパウログループ長、天谷アドバイザー、吉田調査員が参加した。

パウログループ長は、政策対話委員会が行なっているAGIR活動の自動車サプライヤー育成のテーマにおいて、SINDIPEÇASと協力しながら活動することが大切であると説明。また天谷アドバイザーは、AGIR優先5項目には自動車部品メーカーへの税制優遇策、中小企業支援施策の策定やエンジニア人材育成のテーマなど、SINDIPEÇASと一緒に協力しながら活動していくことで部品メーカーの産業競争力が強化されると説明した。

Dan Ioschepe会長からは、より多くの日系進出企業からSINDIPEÇASの活動に参加してもらえることは有難く、部品メーカーの育成に向けてカマラと協力しながら取り組んでいくことの大切さを述べた。

また、地場部品メーカーの教育事業に関しては、日本企業が要求する品質を満たせるようなTire2、Tire3の企業に育てていく為にも、高い技術力を持った日系企業の協力が必要だとして、AGIR活動の大切さを再確認し、お互い協力していくことを約束した。

アジアに比べて日系進出企業が少ない中、どのような教育プロジェクトが有効であるか、日本企業と取引したい部品メーカーの選択、日本の技術者の受け入れなどについて議論が交わされた。そして、MDIC、SINDIPEÇAS、カマラが共同で開催する予定のドローバック制度改善セミナーについての意見交換が行なわれた。

左から天谷浩之アドバイザー/産業競争力強化・中小企業育成WGのタケウチパウログループ長/右側はブラジル自動車部品工業会(SINDIPEÇAS)メンバー

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