第5回外交関係樹立120周年記念実行委員会 

120周年記念実行委員会(梅田委員長)は30日、日系主要団体長や在外公館長をサンパウロ総領事館の多目的ホールに招集、第5回会合を開いた。会議所からは会頭代理として武藤修好120周年副委員長および平田事務局長が参加した。

会合は(1)特別事業の実施・準備状況、(2)日本政府120周年関係予算について、(3)120周年関連動静(120周年事業、マスコット・キャラクター、公式訪問、伯日議員、NHK等)、(4)募金の状況について、(5)今後の日程の順で報告および討議が行われた。

JICA室澤所長から巡回展覧会の第1回開催(第4回ミナス日本祭り開催の2月27日~3月1日の間、総領事館のブース一角に展示)について5つのパネルを展示するほか動画の放映を実施、3日間の開催期間中、4500部の小冊子を配布、ウジミナス社、セニブラ社など多くの日系企業関係者以外に日本文化を親しむブラジル人家族や若者がパネル展に足を運んだ事を報告。

なお、準備状況については日本ブラジル文化福祉協会のエドワルド事務局長からイブラプエ-ラ公園内の日本館が築60年を経過、改修工事の必要性を強調、工事を担当する日本の中島工務店が必要な資材を提供、ブラジル農水省の許可も下り日本からの搬出準備が完了、同社の社長以下、宮大工6人が來伯し7月から改修を着工すると報告。

日本政府120周年予算について外務省関連として大型文化事業費、在外公館文化および広報事業費、国際交流基金関連として120周年記念主要3事業およびその他経費、JICA関連予算等々、実施中や企画中を合わせ、これから発生する経費に係る予算要求について梅田委員長が説明、在ブラジル各公館における記念事業の実施予定が公館の主催・共催および認定事業の合計が3月27日時点で約425件(内、公館の主催・共催120件)に及ぶ。認定事業はサンパウロを筆頭に200件、クリチバ60件、ベレン20件、リオ15件、ブラジリア10件の順で多い。

今回のメイン記念事業である花火大会にについて準備状況や現時点で想定される案件を福嶌総領事が説明。開催日は9月12日(土)、集客目標2万人(昼に開場、夜18時ころに花火打ち上げ)、目標打ち上げ数7000発(リオのコパカバーナは5000発の規模)、昨年より打診してきた5候補の会場を一つに絞り打ち上げ許可の取得、観客の安全性、ショーやコンサートを実施出来る舞台や飲食の屋台、駐車場の設置などの点からSESCインテルラーゴF1サーキットの可能性が最も高い。既に関係者が同サーキットを視察、詳細な打ち合わせを完了、受け入れに協力的な点から確実視されている。またブラジル花火協会会長も全面的に協力を表明、伯側花火事業委託事業企業がYamato Corp社が担当、昨年11月に申請済みのルアネー法認定可否は4月中旬に発表されるとの報せで着々と準備が整いつつある。

募金状況について在伯大使館から寄付表明の協力企業名リストが紹介され、平田事務局長は今後の寄付活動は会議所基本方針にあるCSR活動の一環としても修好120周年委員会(村田委員長:会頭)を構成する11の業種別部会長が中心となる。目標200万レアルの未達額の約35万レアルを集める心算と述べ、会議所サイトのトピックス欄に寄付表明企業一覧を目下掲載中であると報告した。

今後の予定としては、5月にベレンでブックフェア(日本文化紹介)、6月にブラジリアで日本祭り、7月にサンパウロで日本祭り、8月にリオデジャネイロで日本カップ会場、同じくリオデジャネイロでフラメンゴ日本祭りと経済セミナー(リオ州工業連盟)、9月にマリンガで日本祭りとクリチバの春祭り、11月にレシフェで日本祭りが公式行事として計画されている。

 

 

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