第3回中南米IPG会合開催

ジェトロサンパウロ事務所(大久保敦所長)主催の第3回中南米IPG会合は、2018年9月12日午後3時分から5時まで商工会議所大会議室に約30人が参加して開催、この会合は、中南米における知的財産問題に関心のある日系企業等が相互に協力、連携を図り、一体となって知的財産問題の改善、解決に向けた情報の共有、活動を行い、中南米における適切な事業環境の実現に資することを目的にしている。

進行役はJETROサンパウロ事務所の岡本正紀 知的財産権部長が務め、初めに国税庁サンパウロ税関エンフォースメント部門のアラン・トウェルセイ主任が「ブラジル税関による知財エンフォースメント」と題して、ブラジル税関の組織、知的財産に関する経済規則、公安、社会保護、国際機関との連携、知的財産侵害に対する法的救済、模造品問題や対策、各港湾や模造品横行しているマーケット現状、模造品のインターネット販売に対する対策などについて説明した。

IPG会員企業キヤノン社に15年勤務後コンサルタントを行っているデービッド氏は、キヤノン社の歴史、事業内容、保有パテント数やパテント保護対策、対策オペレーション組織やポリシー、カストマーとの信頼構築関係、パテント侵害製品や現状紹介、各国における知財対策や教育実施、関係機関との連携などについて説明した。

Pdf「ブラジル税関による知財エンフォースメント」– 国税庁サンパウロ税関エンフォースメント部門のアラン・トウェルセイ主任 2018年9月12日

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