繊維部会に13人が参加して業種別部会長シンポの発表資料作成で意見交換

繊維部会(南村 幸彦部会長)は、2016年8月8日午後2時から4時まで13人が参加して開催、今月25日に開催される2016年下期の業種別部会長シンポジウム発表資料作成では、参加者がすでに作成した各社の上期の回顧並びに下期の展望の資料を基に作成されたパワーポイントのドラフト資料で意見交換を行った。

上期の回顧では世界綿花の需給バランスの崩れ、依然として高い中国在庫、バングラディシュ及びベトナムの綿花消費の急増、季末在庫とニューヨーク相場、ブラジル綿花では為替と相場、合繊綿と化繊綿の貿易動向並びに現地調達率、レアルに対するドル高為替による輸入動向、中国製ファスナーの輸入量推移、市況総括などで意見交換が行われた。

下期の展望ではインド・パキスタンの綿花減産、米国やオーストラリアの増産、英国のEU離脱による投機マネーの米国コモディティ市場への流入予想、世界綿花の需給バランスの動向、為替の影響、ジウマ大統領の弾劾プロセスの行方及びテメル政権誕生、新経済政策の発表、地方統一選挙、不透明な市況、ブラジル経済の動向、インフレ、為替、付加価値製品・独自製品へのシフト、ブラジル政府への提言としてブラジルコストの改善、潜在成長力を引き出す経済政策の推進、繊維産業の重要性の再確認などについて意見交換が行われた。

参加者は南村部会長(東洋紡)、平岡 副部会長(ダイワ・ド・ブラジル)、豊田副部会長(ユニチカ)、浅川氏(日清紡)、横山氏(オオミ繊維)、青山氏(クラシキ)、平池氏(東レ)、辻氏(YKK)、藍原副領事(サンパウロ総領事館)、平田事務局長、天谷アドバイザー、大角編集担当、吉田調査員

Akio Toyoda e Yukihiko Minamimura

Fotos: Rubens Ito / CCIJB

 

 

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