貿易部会(伊吹洋二部会長)は、2014年2月6日正午から午後1時過ぎまで2014年上期の業種別部会長シンポジウムの発表資料作成のために開催、ドラフトの発表資料を基に、昨年は輸出が横ばいで輸入が増加したにも関わらず、貿易収支は、原油掘削用プラットフォームの輸出でかろうじて黒字を確保、輸出では鉄鉱石並びに紙・パルプ、自動車が好調に推移、鉄鋼半製品が大幅に減少、輸出相手国は中国が1位、日本は5位、地域別にバランスのとれた輸出先となっていることを伊吹部会長が説明した。
また輸入は自動車が大幅に減少したが、自動車部品や燃料油、原油が大幅に増加、輸入相手国では中国が2012年に続いてトップ、日本は7 位、中国を中心にアジアからの輸入がトップ、対日輸出では鉄鉱石並びにトウモロコシが増加、日本からの輸入では鉄鋼製品測定機が急増したが、自動車や自動車パーツは減少、対内直接投資はオランダが米国を抜いてトップ、日本の対内直接投資は70%以上増加、中国は第三国経由の対内直接投資で詳細は不明、鉱業並びに農畜産部門、原油・天然ガス採掘部門への直接投資は大幅に増加した一方で、金融・保険、不動産関連サービス部門は大幅に減少したことなどを伊吹部会長が説明、参加者は原油掘削用プラットフォームの輸出への計上、燃料関連輸入の内訳などについて積極的に意見交換をおこなった。
参加者は伊吹部会長(丸紅)、加藤副部会長(島津製作所)、紀井副部会長(ジェトロサンパウロセンター)、池田副部会長(丸紅)、江上氏(双日)、林 氏(伊藤忠)、元山氏(KBKブラジル)、岡島氏(三井物産)、松浦氏(ブラジル住友商事)、大野氏(ダイソー)、吉田氏(KISCO)、藤田氏(テルモ)、安井氏(東レ)、河田氏(東レ)、遠藤副領事(サンパウロ総領事館)、平田事務局長、大角編集担当
左から加藤副部会長(島津製作所)/紀井副部会長(ジェトロサンパウロセンター)/伊吹部会長(丸紅)/池田副部会長(丸紅)