貿易部会に18人が参加して開催

貿易部会(岡省一郎部会長)は、2014年8月6日午前9時から10時過ぎまで19人が参加して2014年下期の業種別部会長シンポジウムの発表資料作成のために開催、ドラフトの発表資料を基に、今年上半期の回顧では輸出入とも昨年同期比減少、輸出は大豆並びに大豆粕が増加、鉄鉱石の輸出量は増加したにも関わらず、コモディティ価格の減少で輸出額は減少、紙・パルプは増加、自動車はアルゼンチンの外貨規制で大幅に減少、粗糖はインド並びにタイの増産の影響で輸出が大幅に減少、輸出相手国は中国が1位、日本は5位、地域別にバランスのとれた輸出先となっていることを岡部会長が説明した。

また輸入では自動車・部品が大幅に減少、ナフサ以外は軒並み減少、輸入相手国では中国が2013年に続いてトップ、日本は9 位に後退、中国を中心にアジアからの輸入がトップ、対日輸出では大豆並びに木材チップが増加、日本からの輸入では乗用車・機械部品が増加したが、自動車エンジンや自動 車パーツは減少、対内直接投資はオランダが米国を抜いてトップ、日本の対内直接投資は約21億ドルで6位、中国は第三国経由の対内直接投資で詳細は不明、鉱業部門への投資は大幅増加、農畜産部門や原油・天然ガス採掘部門への直接投資は大幅に減少した一方で、金融関連サービス部門は大幅に増加したことなどを岡部会長が説明、、昨年の貿易収支は原油掘削用プラットフォームの輸出でかろうじて26億ドルの黒字を確保したが、今年は更に黒字幅が縮小すると予想されている。

また機能強化委員会の天谷浩之アドバイザーは、安倍政権の成長戦略の中で日本企業の海外進出支援として、新興国市場開拓等事業費補助金制度を活用したブラジル 日本商工会議所機能強化委員会の設立、概要、官民連携による取組、活動スケジュール、投資環境にかかわる問題解決・規制緩和に向けた課税ワーキンググルー プ(WG)並びに通関WG、労働WG、産業競争力WG、インフラWGの設立、組織構成、委員募集スケジュールなどについて説明して、ワーキンググループへ の参加を要請した。

参加者は岡部会長(ブラジル住友商事)、寺本副部会長(ブラジル住友商事)、加藤副部会長(島津製作所)、辻本副部会長(ジェトロサンパウロセンター)、池田氏(丸紅)、江上氏(双日)、 中村氏(伊藤忠)、小谷氏(伊藤忠)、元山氏(KBKブラジル)、岡島氏(三井物産)、大道氏(ブラジル住友商事)、松本氏(JOEL BRASIL)、吉田氏(KISCO)、平池氏(東レ)、櫻井氏(伯国三菱商事)、平田事務局長、天谷アドバイザー、吉田調査員、大角編集担当

 

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