通関WG主催のブラジルOEA制度セミナー開催

政策対話委員会(松永愛一郎委員長)の通関WG(石嶋勇グループ長)主催のブラジルOEAプログラム-輸入者認定制度セミナーは、2016年3月15日午後2時から4時までインターコンチネンタルホテルに110人が参加して開催、進行役は石嶋勇グループ長(ブラジルヤクルト商工)と成田正臣副グループ長代理(ブラジル日通)が務め、財務省サンパウロ通関局OEA担当アナリストのエライネ・クリスティーナ・ダ・コスタ氏が講演した。

講演者のエライネ氏は、初めにブラジル通関の概要について説明、ブラジルOEA計画として認定事業者の義務、OEA計画の目的として貿易業務の迅速化、加入事業者の拡大、税関の近代化、関連当局との手続標準化、安全性の向上、OEA計画のフェーズフローやスケジュール、OEA認定企業の条件およびカテゴリー、OEAの各種基礎ベネフィット、申請に要するドキュメント類、認定までのフローチャート、決定条件、自己評価リスト、第1ブロック~第4ブロックの安全性並びに適合性の判断基準、認定補足レポート、安全性及び適合性の判断基準、3年ごとの認定レビュー、詳細情報掲載のAEOポータルサイトなどについて説明、質疑応答では参加者からの多岐に亘る質問に対してエライネ氏は的確な回答を送り、また2時間に亘る解り易い素晴らしい講演に対して大きな拍手が送られた。

財務省OEA制度ポータルサイト

左から成田正臣副グループ長代理(ブラジル日通)/石嶋勇グループ長(ブラジルヤクルト商工)

講演中の財務省サンパウロ通関局OEA担当アナリストのエライネ・クリスティーナ・ダ・コスタ氏

https://camaradojapao.org.br/jp/?p=41644