運輸サービス部会に17人が参加して開催

運輸サービス部会(森田透部会長)は、8月20日開催の業種別部会長シンポジウムの発表資料作成のために、2013年7月30日午後4時から6時まで17人が参加して開催、各業界グループリーダーが2013年上期の回顧と下期の展望について発表した。

2013年上期の回顧では脆弱なインフラ、港湾ストの続出、運転手労働法改正による物流コストアップ、活発な自動車関連企業のブラジル進出、税関処理日数の悪化、鉄鋼メーカーの収益悪化、アジア向け綿花や大豆の輸出が大幅に増加、レアル安の為替による影響、ブラジルコスト、グアルーリョス空港のインフラ改善、コンフェデレーションズカップの経済インパクト、好調に推移しているホテル業界、4Gサービスの開始、ヨーロッパ企業の通信関連の設備投資減少並びに資産売却、IT業界の技術者不足と賃金上昇などが話題となった。

2013年下期の展望では新規ターミナル稼動の影響、ゼネストの悪影響の不安、運転手の賃金アップと顧客からのコストダウン要請、ブラジル進出検討企業からの問い合わせの増加、ワールドカップ需要、クリスマス商戦への期待、港湾近代化法で中間業者を介さずに港湾労働者と雇用契約締結、レアル安の為替の継続、中国景気の影響、インフレ圧力増加で金利の上昇、公共簿記関連のシステム導入、ITアウトソーシング需要増加、急を要する港湾インフラの整備などが挙げられ、副題 『~ どうなるブラジル経済-持続的成長に向けて ~』は業界別に短くまとめ、また9月下旬のサントス港湾見学会の準備会合、新規会員の勧誘などについても意見交換された。

参加者は森田部会長(山九)、川手副部会長(NYK)、細谷副部会長(日通)、廉岡氏(MOL)、岐部氏(UBIK)、伊勢谷氏(JAL)、エドアルド・サカモト氏(ANA)、広瀬氏(ブルーツリーホテル)、谷口氏(EISHIN)、村田氏(SUZUYO)、上野氏(東京ソフト)、高畠氏(K-Line)、長合氏(NTT)、生駒氏(クイックリートラベル)、遠藤副領事(サンパウロ総領事館)、平田事務局長、大角編集長

森田透部会長

 

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