部会長シンポの発表資料作成で化学品部会開催

2月22日に開催される業種別部会長シンポウジウムの発表資料作成のために、2013年2月14日午後4時から6時まで化学品部会(藤下 温雄部会長)が開催され、昨年の回顧では、綿花価格低下による栽培面積の減少、IFRS適用による会計上の利益減少、市況堅調、食品包装市場の拡大、生産効率の改善、競合拡大、日伯年金協定による人件費の削減、ヨーロッパの債務危機の影響、米国経済の回復の遅れ、合理化によるSGA圧縮、ユーロ安によるヨーロッパ企業の価格競争力アップ、業界の寡占化の進行、ANVISAのストによる承認の遅れ、人件費・物流コストアップ、オレンジ価格の下落、大豆栽培面積の増加、Eコマースでの売上拡大、新工場開設で製造能力増加、物価の上昇、ブラジルコストなどが挙げられた。

今年の展望ではドル高による輸入原料の値上がり懸念、人件費のアップ、労働裁判の継続、保護貿易、新製品の上市、遺伝子変換ワタの普及、在庫削減、中南米進出、IPI減税政策停止に伴う自動車産業の成長鈍化、輸入関税の引上げの影響、増資による借入金の解消、輸入規制の強化、円安による収益改善、新規チャンネルの開拓、電力エネルギー不安、ブラジルコスト、保護政策主義などが挙がり、また今年度の部会活動などについて意見交換された。

参加者は藤下部会長(ハリマ化成)、大澤副部会長(ダイカラー)、高橋副部会長(K- I ケミカル)、石成氏(富士フイルム)、滝沢氏(久光製薬)、吉田氏(南米出光)、辻氏(長瀬産業)、岡部氏(三井ケミカル)、町井氏 (日曹ブラジレイラ)、奥村氏(大塚化学)、松下氏(住友化学)、池田氏(住友化学)、早乙女氏(パイロットペン)、海原氏(住友コーポレーション)、 金城氏(Nitto Denko)、坪井領事(在サンパウロ日本国 総領事館)、平田事務局長、大角編集担当

左から高橋副部会長(K- I ケミカル)/大澤副部会長(ダイカラー)/藤下部会長(ハリマ化成)

 

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